化学システム工学科

どのような学問? 学問の解説

化学工学コースと分子工学コースが育てるのは、新素材から環境装置までの幅広い分野の研究開発・生産技術に求められる化学技術者

化学システム工学科では、分子工学の基礎となる「化学」の学習に始まり、「ものづくり」の現場で必要とされる化学工学を学ぶことにより、幅広い分野・業種で活躍できる化学技術者を育成しています。
実験や演習を中心とした学科カリキュラムは企業の注目を集め、卒業生は多様な業界で活躍しています。
2年次進級時に、学生の特性に対応したコース選択制度を実施。工学部の学科の中でも女子学生の割合が高い学科です。

ここから開く!学びの扉

[ Pick Up ]ここから開く!学びの扉

触媒プロセス工学

触媒が導くカーボンニュートラルな未来

触媒プロセスは、石油や天然ガスから効率よく燃料やプラスチックを作る重要な技術です。カーボンニュートラル社会を実現するには、再生可能エネルギーを基に水素や合成燃料を製造するための触媒技術の進化が必要です。本科目では、触媒化学の基礎から将来のエネルギーの展望までを幅広く学びます。

工業有機材料

バイオテクノロジーに役立つプラスチック材料

私たちの身の回りに存在する多くの材料が高分子からできています。本科目では、これらの高分子が化学工業の原料からどのように合成されるのか、一連の化学と工業の流れについて理解を深めます。さらに、バイオテクノロジー分野で活躍する高分子材料がその機能を発現するメカニズムについても学びます。

医療薬理化学

薬・食品・化粧品は生物にどんな効果を与えるの?

本科目では、アスピリン、カフェイン、ビタミンCなどの薬、食品、化粧品成分が人間や生物に与える効果の作用機序(仕組み)を理解します。また、それらに含まれる成分をマイクロメートル以下の小さな粒や機能性カプセルにする製造技術についても学びます。

化学工学実験Ⅰ・Ⅱ

本当の化学の知識とテクニックを身に付ける

自転車の構造や理屈を知っていても、実際に乗りこなすことはできません。倒れても倒れても、何度も乗り続けることが大事です。本科目では、グループで行う実験を通して、反応の仕組み、実験器具の扱い方、データのまとめ方などを学びます。そうすることで、真の化学の知識を自分のものにすることができます。あとはルールを守って事故を起こさず、海でも山でも好きなところを目指しましょう。

流体工学

基礎化学物質から医薬・化粧品まで幅広く役立つ製造技術の基礎

流体とは液体と気体の総称です。流体の運動を“流れ”と言い、水道の蛇口を回せば水が出てくるように、日常生活で出合うものです。流体工学は、化学物質を製造するプロセスを理解・設計するためには欠かせないものです。本科目では、水道、化学工場、気象など、幅広く使える共通言語のような基礎知識を学びます。この知識や技術は、化粧品、食品、医薬品などの製造技術につながっています。

在学生の声

卒業生の声

関連リンク