福岡大学の卒業生を紹介します。本学志望の理由や在学中での学び、現在の仕事等について聞きました。
(広報誌『学部ガイド2026』より)
無機・有機化学、流体工学などの総合力を動員。
ものづくりの現場で化学の知識を生かす。


高校時代から興味があった化学を中心として、幅広い分野を学ぶことのできる本学科を志望しました。現在は自動車業界でヘッドライトやリアライトなど外装設計を担当しています。
自動車は約3万個の部品からできていて、幅広い活躍領域があります。例えば、無機・有機化学の知識は車体の金属部品やバンパー、ライトなどの樹脂部品の開発に応用でき、流体工学は空力開発に、化学工学プログラミングは車両搭載ソフトウェア開発に関連しています。私は本学科で化学分野に限らず幅広い分野の知識を得ていたので、「自動車メーカーなら必ず活躍できる」と自信を持つことができました。実際に、この業界では化学系の知識を持つ技術者の需要が高く、自動車に限らず、思わず驚くような領域で化学工学の知見が生かされることもあり、大学での学びが役に立っていると実感します。関連分野を広範囲に学べる本学科は、職種の選択肢や活躍の舞台も大きく広がります。
【関連リンク】
・工学部化学システム工学科ウェブサイト
・受験生サイト
・『学部ガイド2026』デジタルブック