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2026113
キャンパスライフ

【ふくらませ、大胆に。】周回遅れから始まった、学生副社長への道

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福岡大学で学び、挑戦し、夢を追う学生たちに迫るインタビュー企画、「ふくらませ、大胆に。」

学びに向き合う姿勢や将来への想い、日々のキャンパスライフを通した一人一人の個性と成長をお伝えします。


松尾有香さん(商学部商学科3年次生)は、自分の進路と向き合い、新たな挑戦ができる大学生活を求めて福岡大学に進学した。

1年次はダンスサークルの活動に没頭する。深夜まで練習を重ねる日々は楽しかった。一方で、心の奥底では「いつかスイッチを入れなきゃ」と、夢に向き合えていない自分に対する焦りがあった。

起業への興味は、中学生の頃に芽生えた。漠然と、「仲間を集めて、やりたいことを会社で実現するって楽しそう」と思っていたのだという。

その想いを託したのが、2年次から所属した中小企業・ベンチャー企業の管理会計実務を研究するゼミだった。学生が出資し、模擬会社を設立する「創業体験プログラム」で、事業計画、商品開発、資金調達、販売、会計処理、株主総会、配当、解散までを一連として学ぶ。学園祭や地域イベントで実際に商品を販売し、利益や配当を出すことを目指す。経営のリアルを知るには絶好の環境だ。

学生はそれぞれに役職や役割を持ち、担った肩書がどんな責任を背負うかを実体験する。経営は判断と責任の積み重ねだと分かった。利益を取るか、思いを取るか。立場の違う意見やエゴがぶつかり合う中、その場しのぎの意思決定を続けると、結果的に「私たち、何を目指していたんだっけ?」となることもあった。

志を合わせていけるかが大事。組織がまとまるには、「立ち返る軸」が必要だと気付いた。ゼミでの経験は、教室の中だけで終わらせるものではないーそう思った彼女は、学外へと足を踏み出す。

若手起業家育成やスタートアップ支援を行うベンチャーキャピタルでのインターンシップに挑戦するチャンスを得た彼女。そこで出会ったのは、すでに走り始めている同世代たちだった。「正直、周回遅れだと思いました」。知識も経験も足りず、何を話しているかも分からない。自分とは違う次元で、起業という目標に向かってコミットしている人たち中で話すことが“キツイ”と感じてしまうこともあった。

業務の一つには、若手起業家が資金調達のためにピッチに登壇するイベントの運営があった。ミーティングで議論のスピードについていけず、場違いな感覚に襲われながらも、その場を離れる選択はしなかった。プロジェクトマネジメントや仕事の渡し方が上手な人、リスクマネジメントに長けた人、自分が気付けなかった課題を見つけられる人。視野の狭さを痛感する。

仲間と切磋琢磨する中で学んだのは、やり取りする相手への心配りを忘れてはいけないという『思いやり』の大切さだ。“忙しい中参加してくれる起業家や、共にイベント運営に携わる関係者が、自分のために時間と労力を使ってくれることに対してもっと敏感に。確認事項はまとめて聞く。メールの文章は端的に。”取るに足りないことのようで、とても大切なことだと納得する。

「一緒に働きたいと思ってもらえる社会人になろう」。その姿勢は、次々に新たな成長のチャンスを呼び込む。

アルバイト先での起業家との会話がきっかけとなり、タイで開催されたAI領域の展示会「TECHSAUSE 2025」への出展を手伝うことになった。それを皮切りに、RAMEN TECH FUKUOKA出展、自治体へのヒヤリングなど、商談に同席し、“リアルな営業”経験を積む。

大学のプロジェクトやインターン先で学んだ、課題と仮説を検証し、改善していくことの重要性。学びと実践は確かにつながり、彼女の可能性を広げた。

去年の11月、出展などを手伝ってきた企業の副社長になった。でも、まだまだ道は半ば。学生のうちに自分の会社を立ち上げることが目標だ。副社長になり、任せてもらえる役割が増え、社会人としての信用を得られるところまで成長できたかなと彼女自身感じている。

「特別な才能があったわけじゃない。ただ、『こんな機会は二度と巡ってこないかも』と思って、避けずに楽しんでいたら、たどり着いちゃったんだと思います」。

動き続けた先にしか見えない景色を見たい。彼女は、次に何を選ぶかを考えている。

【関連リンク】
公式Instagram(「ふくらませ、大胆に。」別企画掲載)
商学部ウェブサイト

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