地球圏科学科

どのような学問? 学問の解説

自然科学の基礎を、そして地球と生物を専門的に学ぶ!
我々ヒトを含む生物とそれを育む豊かな地球の未来のために。

地球圏科学科の特長は、物理学、化学、生物学、地学といった基礎の上に、生物とそれを取り巻く地球を科学的に深く学べることです。
1年次の基礎的な幅広い学習によって抱いた興味や関心によって、2年次からは地球・環境や生物・生命について、専門的かつ総合的に学びます。
地球と生物を相手に、豊富な実験、演習、フィールドワークに取り組みます。
目指すのは、自然科学を通して地球と生物の未来に貢献できる"私"です。

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地球圏科学序論地球圏科学序論演習

地球、生物を科学する基礎力を付ける

地球圏科学は、大気、地殻、生物のような複雑なシステムを理解することが目的です。その基礎力を身に付けるため、初年次に地球圏科学に関わるさまざまなテーマを題材に、簡単な実習、演習を行い、探求力、論理力、情報収集力、表現力、コミュニケーション力を磨き、最終的にはプレゼンテーションを行います。

地球科学実習・演習

大地の成り立ちを解き明かす

フィールドワークを通じて地球科学の専門的な調査・研究のスキルを身に付けるため、大型バスで九州や中国地方の火山や温泉地、地層が見える海岸などを巡ります。キャンパスを飛び出し、野外で実際に岩石や化石をじっくり観察することで、地球の活動や成り立ちを明らかにする方法を学びます。

動物生理学

社会性を行動生理学でひもとく

地球温暖化、生物多様性の激減、格差社会、食糧危機、戦争などは、人間が作った問題です。人間社会、そして地球環境はこれからどのようになっていくのでしょうか? ミツバチやアリの社会は人間社会と同じ特徴をもちながら、様々な問題を解決する社会性をもちます。これらの社会性動物を行動学的、生理学的に人間と比較し、さらにグループディスカッションを通して、人間社会と地球環境の未来を考えてみましょう。

地球流体力学

物理学で大気・海洋の運動を理解する

大気や海洋は、地球という回転している球体上で重力のかかる環境のもとに置かれた流体(液体や気体の総称)です。このような視点で物理学を用いて大気や海洋を記述すると、異なる両者の動きを同じ観点から理解することができます。講義を通じてそのような見方、考え方を養います。

生物科学実験

構成分子と形状から生物の仕組みに迫る!

現在、多くの生物種で全遺伝情報が明らかにされていますが、タンパク質や核酸のような生物の個体を作る部品の基本設計が分かっただけで、その組み立て方や動かし方は分からないことばかりです。大腸菌の遺伝子操作法、タンパク質精製法やPCR法を体験したり、植物や動物の細胞や個体発生に関わる現象の顕微鏡を用いた観察を通じたりして、タンパク質や核酸などの働きを調べる実験技術を取得し、生物に迫る知見を得ます。

在学生の声

卒業生の声

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