福岡大学の卒業生を紹介します。本学志望の理由や在学中での学び、現在の仕事等について聞きました。
(広報誌『学部ガイド2026』より)
地球と生物に関わる豊富な知見が詰まった学科。
在学中の学びは実務にしっかり活用できる。


入学前は生物分野の遺伝子組換えに興味があり、本学科を選びました。実際に入学して学びを進める中で気象や大気科学に魅力を感じ、3年次の分野配属で「地球物理学分野」(現:地球・環境コース)に進みました。入学前の希望とは異なった分野に関心が移っても問題なく学ぶことができたのは、幅広く選択できるカリキュラムが用意されていたからだと思っています。
現在は航空会社で「陸のキャプテン」と呼ばれる「運航管理者(ディスパッチャー)」として働いています。天気図や数値予報から今後の天候の推移について予測を立てたり、気象や航空機の重量を計算して高度を設定したりと、在学中に学んだ知識が現場で生きています。また、大学時代、レポートなど期限が近いものから取り掛かるように意識していたため、優先順位を付けて行動することが必須な社会生活に、日々のこうした対応力が大切だと感じます。