薬学科

どのような学問? 学問の解説

基礎的・臨床的な先端医療研究を土台とする6年制薬学教育
医療人として、社会から真に信頼される薬剤師となるために

医療技術の高度化や創薬につながる科学の進歩、医薬分業の進展などを背景に、薬剤師が担う使命は大きくなり続けています。
これらを踏まえ本学薬学科では、「医薬品の開発や安全使用に関する基礎的・臨床的先端研究の推進をもって、国民の健康と福祉に貢献すること」を理念とする6年制薬学教育により、次のような薬剤師の養成を目指します。

目指すべき10の薬剤師像

  • 1.豊かな人間性と生命の尊厳に深い認識をもつ薬剤師
  • 2.総合的に患者や生活者をみることができる薬剤師
  • 3.生涯にわたって共に学ぶ姿勢をもつ薬剤師
  • 4.科学的探究心をもつ薬剤師
  • 5.専門知識に基づいた問題解決能力をもつ薬剤師
  • 6.情報・科学技術を生かすことができる薬剤師
  • 7.薬物治療の実践的能力をもつ薬剤師
  • 8.高いコミュニケーション能力をもつ薬剤師
  • 9.多職種連携能力をもつ薬剤師
  • 10.社会における医療の役割を理解できる薬剤師
ここから開く!学びの扉

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腫瘍感染症薬学入門

がんなどの特定領域に強い薬剤師へ

特定領域に強い薬剤師の養成を目的に設置しているクリニカルファーマシスト養成プログラムには、「がん薬物治療学」と「感染症薬物治療学」のコースがあります。本科目は、その前段階として、二つの疾患の特徴や薬剤、罹患者に対する薬剤師の臨床での関わりを本学教員と外部講師で講義します。これらを通じて、養成プログラムに円滑に参加できるようになることを目指します。

早期臨床体験Ⅱ

みんなで学ぶ地域貢献と薬剤師

UR団地で地域の方々の健康をサポートする活動を行い、薬剤師にできる地域貢献を学びます。また、薬剤師に関するテーマで1年次生と2年次生が合同ディスカッションを行い、お互いに学びを深めます。これらの経験を通して、薬剤師に必要な倫理観、プロフェッショナリズム、コミュニケーション能力を養います。

臨床漢方薬学演習

日本の伝統医学―漢方―

漢方薬は、病院から処方されるだけでなく、OTC医薬品としてドラッグストアでも身近に売られ、セルフメディケーションの高まりからその需要はますます増えてきています。本科目の特徴は、臨床医を講師に迎え、より現場に近い感覚で症例検討などを行うところです。また、漢方相談にも対応できるように、頻用処方についても知見を深めます。

解剖学演習

人体解剖と病気を結び付けたユニークな演習

医療人として基本的な人体構造の知識を解剖アプリを使って演習を行います。病気に関する本格的な授業は高学年からですが、低学年から人体解剖と病気の関係に触れることで、薬学の学習意欲をかき立てる動機付けとなります。また、薬剤師になったときの多職種連携で活躍できるように、幅広い臨床の知識も演習の合間に講義します。

薬物送達学

薬の効果は最大限に、副作用は最小限に

薬物は有効性、安全性、信頼性が高くなければなりません。そこで、薬物を①必要な部位に、②必要な量を、③必要な時間だけ送り届けることが重要です。本科目では、薬物による治療効果を最大限に発揮し、副作用を最小化するための創薬・薬物投与技術の工夫(薬物送達システム)について学びます。

在学生の声

卒業生の声

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