2020年、未知のウイルスの影響で、世界は大きく変化しています。これからの「ウィズコロナ」の時代、私たちには一体何ができるのでしょうか。
広報誌『福岡大学学園通信』10月号で、コロナ禍における福岡大学の取り組みや、各分野の研究者の声を特集しました。
RNA編集技術の可能性
理学部化学科 福田 将虎 准教授
人体を構成する細胞は全部で37兆個あると言われています。それら一つ一つに、生体に関する全ての情報を持つDNAが含まれています。生体に必要なタンパク質が作られる際、DNA情報のコピー分子としてRNAが働きます。
新型コロナウイルスの治療薬の開発が急がれている中、そのRNAの編集技術による対応策も考えられています。
「ウイルスのRNA分子を複製する酵素を機能性RNAによって変異させ、増殖できないようにするなど、打つ手は考えられます。ただ、分子レベルでは効果を予見できても、生体内でどう作用するかは未知で、医学との協働が必要不可欠です」。
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