2020年、未知のウイルスの影響で、世界は大きく変化しています。これからの「ウィズコロナ」の時代、私たちには一体何ができるのでしょうか。
広報誌『福岡大学学園通信』10月号で、コロナ禍における福岡大学の取り組みや、各分野の研究者の声を特集しました。
ウィズコロナ(with-coronavius)の生活とストレス
人文学部教育・臨床心理学科 本山 智敬 准教授
コロナ禍で頻繁に耳にした「コロナ疲れ」や「コロナ鬱」。気持ちが落ち込む、イライラするなどの症状は、環境の変化で食事、睡眠、運動のバランスが崩れたことによる「抑うつ状態」で、誰にでも起こり得るものです。
また、私たちにはより根源的なストレスがかかっているとも言われています。「動物学者の上野吉一さんによると、"コロナによる生活様式"は、ホモ・サピエンスにとっては不自然なものだそうです。人は誰しも生まれた時から接触欲求があり、好意を持った相手に近づこうとするもので、本能的な行動が制限された今、違和感を覚えるのはごく自然なことなのです」。
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