2020年、未知のウイルスの影響で、世界は大きく変化しています。これからの「ウィズコロナ」の時代、私たちには一体何ができるのでしょうか。
広報誌『福岡大学学園通信』10月号で、コロナ禍における福岡大学の取り組みや、各分野の研究者の声を特集しました。
現場の薬剤師が見た新型コロナウイルス感染症
薬学部 江川 孝 教授
2020年2月に大型客船「ダイアモンド・プリンセス号」で新型コロナウイルスの集団感染が起き、江川先生は厚生労働省の要請を受け、DMAT(災害医療派遣チーム)の一員として、船内の調剤や本部運営などに携わりました。
新型コロナウイルス感染症を現場で見た江川先生は、「風邪かなと思ったときは、市販の薬に頼り過ぎず、医療機関を受診することも大切です。新型コロナウイルス感染症の判別が遅れ、治療が後手に回ると、重症化してしまう恐れがあるためです。また、薬局で薬を購入するときでも、薬剤師に相談することを心掛けてください」と、注意を促します。
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災害派遣医療チームの本部の様子

船内で活動する薬剤師メンバー
