2020年、未知のウイルスの影響で、世界は大きく変化しています。これからの「ウィズコロナ」の時代、私たちには一体何ができるのでしょうか。
広報誌『福岡大学学園通信』10月号で、コロナ禍における福岡大学の取り組みや、各分野の研究者の声を特集しました。
コロナウイルスが九州経済へ与える影響
経済学部 木下 敏之 教授
世界的に外出自粛要請が出されたコロナ禍により、旅行業や運輸業を中心に経営が急激に悪化しています。特に、観光産業の割合が高い九州ではその影響が大きく、コロナ以前の状況に回復するには、相当な時間が掛かりそうです。
九州経済を専門とする木下先生は、「コロナの終息後、少なくとも国内旅行の需要は一度爆発的に戻るでしょう。インバウンドも復活すると思いますが、その際は富裕層の取り込みがポイントです。従来の観光に加え、彼らが求めるスポーツやアクティビティ-の部分で、九州内の開発を進めるべきです」と話します。
また、学生の皆さんには、「今後あらゆる場でデジタル環境の推進が求められるので、文理関係なくプログラミング技術等に精通したデジタルに強い人材が求められるでしょう。職業選択の幅を広げてみることも大切です」と勧めます。
- 詳しい記事はこちら


