2020年、未知のウイルスの影響で、世界は大きく変化しています。これからの「ウィズコロナ」の時代、私たちには一体何ができるのでしょうか。
広報誌『福岡大学学園通信』10月号で、コロナ禍における福岡大学の取り組みや、各分野の研究者の声を特集しました。
コロナ禍を乗り切る銀行の打つ手は?
経済学部 有岡 律子 教授
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が懸念されはじめた2月以降、政府や日本銀行は、緊急支援や金融緩和の強化、新たな資金供給手段の導入等の政策を次々と打ち出しました。
銀行論が専門の有岡先生は、「政府や日銀等が規模の大きな政策を迅速かつ矢継ぎ早に講じたことで、政府系や民間の金融機関の貸出が後押しされ、3月下旬まで下落傾向にあった日経平均株価はその後回復していった」と話します。
また、コロナ禍を機に、金融機関は今後の在り方を見つめ直す必要があると有岡先生。「例えば、日常の定型業務を人工知能(AI)で代替し、先行きとタイミングを捉えた目利き力のある人材の育成に力を注ぐことはその一つでしょう」。
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