〔学生取材コラム〕「第13回学生チャレンジプロジェクト」の活動を紹介② 「学費で大学進学をあきらめる前に~夜間部という選択~」

福岡大学には、本学学生の自主的で自由な発想から企画された独自のプロジェクトを物心両面から支援する「学生チャレンジプロジェクト」という制度があります。平成29年度「第13回学生チャレンジプロジェクト」では2件が採択されました。2回に分けてそれぞれのプロジェクトについて学生広報サポーターが紹介します。

今回は、「学費で大学進学をあきらめる前に~夜間部という選択~」代表者の野中慎之介さん(商学部第二部商学科3年次生)とメンバーの山下航世さん(商学部第二部商学科3年次生)に、学生広報サポーターの酒井悠圭さん(人文学部歴史学科4年次生)がプロジェクトの概要と今後の意気込みについて聞きました。

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■進路選択の可能性の拡大へ

日本の私立大学の学費は高額だ。

経済的な理由から大学に進学したくてもできない高校生がいる。

高校生に大学進学の選択肢として、学費が文系学部昼間部の約半額である福岡大学商学部第二部を知ってもらおうと、野中慎之介さん(商学部第二部商学科3年次生)が中心となりプロジェクトが動き出した。同じ学部の山下航世さん(商学部第二部商学科3年次生)や阿部太一さん(商学部第二部商学科2年次生)と"三人四脚"で、商学部第二部の学生のライフスタイルや就職先を取材したパンフレットを作成する計画だ。今回は、野中さんと山下さんに話を伺った。

野中さんは、大学受験で国立大学の進学が難しくなった時、学費が安く家計への負担が少ない商学部第二部への進学を希望したが、親や高校教員から反対された。夜間部に対してポジティブなイメージを持っていないことが原因だった。自身の経験から、夜間部の学生のライフスタイルを可視化することで、高校生や保護者に夜間部の現実を知ってもらい、安心して進路選択の幅を増やしてほしいと考えている。

野中さんは、大学2年次の秋からゲストハウスを経営している。経営学を専門としている教授に、日々アドバイスをもらいながら運営に努めているそうだ。「ゲストハウスの経営をしながら専門的なことを深く学び、また実践することは、大学ならではの経験だと思う。経験を通して、精神的に鍛えられ、自分の自信につながっている」と話していた。

山下さんは、「周りからの影響とは関係なく、主体的に自分が学びたいことや、やりたいことをしてほしい」と高校生へメッセージを送ってくれた。

3人の活躍に期待したい。


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プロジェクトリーダーの野中さん(左)とメンバーの山下さん(右)

【学生広報サポーター(グーミーズ)・酒井悠圭さん(人文学部歴史学科4年次生)】

 

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