福岡大学では、東日本大震災の被災地を訪問し、ボランティア活動や現地の人々との交流を通じて、防災や復興支援について考える課外教育プログラム「東日本復興夏期セミナー」を実施しています。
本年度は8月下旬に東北での活動が実施され、昨年末の最終報告会をもって活動が終了しました。
そこで、本セミナーに参加した学生広報サポーター(グーミーズ)3人が、活動を通じて感じたこと、学んだことを記事にします。
第3回は、活動を通じて今後に生かしていきたいことを、外山亜弥さん(法学部法律学科2年次生)がコラムを書きました。
■受け継いでいく大切さ

私が東日本復興夏期セミナーに参加して思ったことは、実際に見て、聞いて、感じて、学んだことを人に伝えていくのがとても大切だということです。
私は被災地に行くまで、津波によって多くの方が犠牲になられたことや発生当時のニュースなどから、被災地に対して暗いイメージを持っていました。実際に、復興が進んでいるとは言い難い場所もあり、全てが元の姿を取り戻したとは言えません。しかし、宮城県の南三陸さんさん商店街や東松島夏祭り、日本三景の1つと称されている松島などが多くの人でにぎわっていました。
つい先日、政府が主催する東日本大震災の追悼式について、来年で発生から10年の節目となることから来年限りで取り止める方針が明らかになりました。
震災以降に生まれた子どもたちは震災と津波によって多くの方の命が失われたことを知りません。語り部の方もおっしゃっていたように、このことを震災を知らない子どもたちに伝え、風化させない、そして、このセミナーで知ったことを家族や友人などに伝え続けることが大切だと思いました。
【学生広報サポーター(グーミーズ)・外山 亜弥 (法学部法律学科2年次生)】
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