〔学生取材コラム〕東日本復興夏期セミナーの活動を通じて①

福岡大学では、東日本大震災の被災地を訪問し、ボランティア活動や現地の人々との交流を通じて、防災や復興支援について考える課外教育プログラム「東日本復興夏期セミナー」を実施しています。

本年度は8月下旬に東北での活動が実施され、昨年末の最終報告会をもって活動が終了しました。

そこで、本セミナーに参加した学生広報サポーター(グーミーズ)3人が、活動を通じて感じたこと、学んだことを記事にします。

第1回は、東北での活動全体で印象に残ったことについて、吉田茉由さん(商学部商学科4年次生)がコラムを書きました。

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■活動を通して得た学びとこれから

東日本復興夏期セミナーは、東北での活動を通じ、たくさんの人との交流を深め、さまざまな角度から復興について考えるセミナーだった。このセミナーの魅力は、33人が学年や学部の垣根を越え、同じ目的をもって活動ができる点だと思う。

その中で特に印象に残った活動は、「東松島夏祭り」で地域の方々と一緒に神輿を担いだことだ。神輿を担いで歩いたときは、とても重く、痛い思いもしたが、以前からこの祭りに参加しているような雰囲気に包まれた。同時に、東松島に対する地域の方々の熱い思いを感じることができた。祭りで出会った人から「自分の周りの人を大切にしていくことや、人の輪を広げていくことも復興の一つである」と教えていただいた。この言葉は、私自身の生活においても大切なことだと感じている。私もまずは、周りの人に感謝の気持ちを伝えることから始めていきたいと思う。

普段は同じ大学に通いながらも接することがない学友と意見を交換しながら、同じ方向を向いて活動ができる。頭も体力もたくさん使うこのセミナーは、少し大変ではあるものの、その分得たものは両手に収まりきれない。復興だけでなく、仲間の大切さについても学べる良い経験ができるセミナーである。このコラムだけでは伝えきれないことがたくさんあるので、多くの方に活動をもっと知ってもらえたらと思う。
 

【学生広報サポーター(グーミーズ)・吉田 茉由 (商学部商学科4年次生)】
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