6月10日（月）に開幕する「全日本大学野球選手権大会」では、27の代表校が大学野球日本一を争います。本学野球部は大会2日目の6月11日（火）に初戦を迎え、札幌学生野球連盟代表の星槎道都大学と対戦します。
そこで、野球部主将米安王貴さんと副主将の宇都さん・宮田さん（いずれもスポーツ科学部4年次生）に、春季リーグ戦を振り返ってもらうとともに、「全日本大学野球選手権大会」への意気込みを語ってもらいました。
「昨年の主力メンバーが半分抜けた状態で始まったシーズンだったので最初の頃は不安もありましたが、主将の米安がチームを引っ張ってくれたおかげでチームに一体感が生まれ、最終的には優勝することができました」とチームメイトに感謝の気持ちを語ったのは、内野手の中心選手であり、副主将でもある宇都さん。下級生の頃から試合に出場し、上位打線も任されたことのある強打の選手でもあります。全国大会に向けての課題を聞くと「今回のリーグ戦では内野手のエラーから失点につながることが多かったので、全国大会までに守備を強化して、少しでも投手を楽に投げさせてあげたい」と内野手のリーダーとしての一面を見せてくれました。全国大会では「チームとしてまずは一勝が目標。個人としてはバッティングでチームを引っ張っていきたい。バッティングはただヒットを狙うだけがバッティングではないので、チームが勝つために自分の役割をしっかり果たしていきたい」とチームプレーを第一に考えてプレーをしている姿が伝わってきました。
・宮田 輝星 さん〔副主将・外野手〕
「全国大会だからといって特別なことをしようとはせずに、全員が普段どおりの力を発揮できれば全国でも十分に通用すると思う」と冷静に語ってくれたのは、昨年のリーグ戦でベストナインに輝き全国大会にも出場したもう一人の副主将、宮田さん。チームでは外野手の要であるセンターを任され、俊足好打の打者として全国大会でも注目選手の1人です。しかし、今年のリーグ戦ではコンデション不良から調子を落とし普段の力を出せず悔しいシーズンになりました。「全国大会では泥臭く戦って、1点でも相手より多く点を取って勝ち上がりたい。準決勝までいけば、後は運次第。今年のチームは運を持っている。リーグ戦であれだけ苦しい試合を勝ち抜けたのも、学年に関係なくチームが1つになれたからだと思う。優勝を目指して頑張りたい」と語り、個人としては「これからの野球人生がかかっているので、しっかりアピールしていきたい。1回戦で対戦する投手はプロ注目の投手なので、自分の力を見てもらえるいい機会だと考えている。最終的には全日本代表チームに入るのが目標」と、高い志を持って野球に取り組んでいる姿勢が強く伝わってきました。
