野球部 「全日本大学野球選手権大会」への意気込みを語る①

福岡大学野球部は、4月13日(土)から5月25日(土)に行われた「九州六大学野球 2019年度春季リーグ戦」で2季ぶり57度目の優勝を飾り、「第68回全日本大学野球選手権大会」への出場を決めました(本大会への出場は3年連続、30回目となります)。

6月10日(月)に開幕する「全日本大学野球選手権大会」では、27の代表校が大学野球日本一を争います。本学野球部は大会2日目の6月11日(火)に初戦を迎え、札幌学生野球連盟代表の星槎道都大学と対戦します。

そこで、野球部主将米安王貴さんと副主将の宇都さん・宮田さん(いずれもスポーツ科学部4年次生)に、春季リーグ戦を振り返ってもらうとともに、「全日本大学野球選手権大会」への意気込みを語ってもらいました。
 
2回にわたってお届けします。1回目は米安さんのコメントです。
 
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「福大野球部の歴史を変える」
・米安 王貴 さん〔主将・学生コーチ〕
 

「昨年と比べて正反対のチーム」と、今年の本学野球部の特色を語ってくれたのは主将の米安さん。「昨年は投手を中心として一点を守っていくスタイルの野球でしたが、今年は点をいくら取られても取り返すスタイルにチームは変わりました」。そのチームカラーは最終戦に顕著に表れました。リーグ最終戦を終え、同率で首位に並んでいた九州国際大学との優勝決定戦。本学は序盤に4点をリードされる苦しい展開になりますが中盤に同点に追いつき、終盤に勝ち越し、8-4で勝利。見事、3年連続30回目の全日本大学選手権大会への切符を手にしました。「今年のリーグ戦は、まさに打ち勝ってつかんだ優勝でした。でもここにたどり着くまでさまざまな苦難があった」と、米安さんは振り返ります。チームが打撃中心のスタイルに変わるきっかけになったのは、リーグ戦が始まる直前に行われた強豪・九州産業大学との一戦。「力強いスイングや積極的に振っていく姿勢が自分たちと全く違い、力の差を見せつけられた試合だった」と語り、その後の練習では振り込みの数を増やしたそうです。その中で選手一人一人の意識が変わったことが、今回の優勝につながりました。米安さんは選手ではなく学生コーチとして選手を裏方で支え、チームのことを常に第一に考え行動しています。最後に全国大会での目標を聞くと、「福大野球部の歴史を変えたい。全国でまだ2回戦突破をしたことがないのでその壁を破り、4年次生と1日でも長く野球がしたい」とチームを引っ張る主将らしい力強いコメントをもらいました。全国大会で米安さんがベンチから選手を鼓舞する姿が思い浮かべられます。