壱岐市・壱岐医師会と保健・医療に関する連携協定を締結しました

11月6日(水)、壱岐市・壱岐医師会および福岡大学は、保健・医療に関する連携協定を締結しました。本協定は、保健・医療分野において相互に協力し、壱岐市における疾病の予防および健康寿命の延伸に努め、地域社会の健全な発展とそれを支える人材の育成に寄与することを目的としています。

これまで壱岐市および壱岐医師会と本学では、連携して慢性腎臓病の予防に取り組んできました。その背景には、壱岐市の人口に対する血液透析患者の比率が長崎県で最も高く、全国平均と比較してみても約1.4倍あったことが挙げられます。それを受け、平成28年から主に次の4つの取り組みを実施してきました。

  • 本学腎臓・膠原病内科から壱岐病院への腎臓専門常勤医師の派遣
  • 特定健診データからハイリスク者の同定と指導
  • 特定健診データから壱岐市における慢性腎臓病のリスク因子の検討
  • 慢性腎臓病予防に対する対策の提言

本協定の締結により、慢性腎臓病のさらなる予防促進をはじめ、壱岐市における保健・医療に関する全般的な改善、および本学における研究活動の充実と向上、さらには地域社会との連携・交流活動の促進が期待できます。