高校生の「今」が読み取れる。福岡大学主催「第15回全国高校生川柳コンクール」結果発表

福岡大学主催「第15回(令和元年度)全国高校生川柳コンクール」の入選作品が決定しました。

入選は金賞〔福岡大学長賞〕、銀賞、銅賞、特別賞〔全日本川柳協会賞〕、特別賞〔西日本新聞社賞〕、特別賞〔NHK福岡放送局長賞〕、特別賞〔紀伊國屋書店賞〕、特別賞〔福大生が選ぶ賞〕(4作品)、入賞(45作品)の全56作品と、学校賞10校です。

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このコンクールは、活字離れが進む若い世代にわが国固有の短詩系文学・川柳に親しんでもらい、文化振興の一助を図ることを目的に平成17年から毎年開催しており、これまで延べ13万人以上の高校生が参加しています。

第15回となる今回は全国249校の高校生19,574人から応募があり、応募者数は過去最多となりました。

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  • 【金賞〔福岡大学長賞〕】
    「つまずいた ふりして君の 背に触れる」
    神奈川県 神奈川県立厚木西高等学校 3年 清水 輝 さん

<作品評価>
君に何とか触れる機会はないかと思案した結果、つまずいたふりをして背に触れることを思いつく。思わず「あ、ごめん」と言い、照れた顔が思い浮かぶ。背に触れた感触が手に残るが、想いを告げられずにいるといった初々しさや甘酸っぱさを感じる。まさに高校生らしい青春を表現した作者の心の動きが読み取れる素晴らしい作品。

  • 【銀賞】
    「抜かれても 各駅停車 僕の道」
    福岡県 つくば開成福岡高等学校 2年 田中 颯 さん
     
  • 【銅賞】
    「ありがとう 母には言えず 文字で打つ」
    神奈川県 神奈川県立厚木西高等学校 3年 柏栁 周人 さん

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高校生の力作をぜひご覧ください。

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