高校生の「今」が読み取れる。福岡大学主催「第14回全国高校生川柳コンクール」結果発表

 

福岡大学主催「第14回(平成30年度)全国高校生川柳コンクール」の入選作品が決定しました。

入選は金賞〔福岡大学長賞〕、銀賞、銅賞、特別賞〔全日本川柳協会賞〕、特別賞〔西日本新聞社賞〕、特別賞〔NHK福岡放送局長賞〕、特別賞〔紀伊國屋書店賞〕、特別賞〔福大生が選ぶ賞〕(4作品)、入賞(45作品)の全56作品と、学校賞9校です。

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このコンクールは、活字離れが進む若い世代にわが国固有の短詩系文学・川柳に親しんでもらい、文化振興の一助を図ることを目的に平成17年から毎年開催しており、これまで延べ11万人以上の高校生が参加しています。

第14回となる今回は全国270校17,906人の高校生から43,585作品の応募があり、いずれも過去最高となりました。

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  • 【金賞〔福岡大学長賞〕】
    「散歩道 祖母を何度も ふりかえる」
    石川県 金沢大学附属高等学校 2年 西村 颯 さん

<作品評価>
高校生が祖母と一緒に散歩している情景が目に浮かび、作者の優しさを感じた。祖母の歩調に合わせてゆっくり歩いているつもりでも、いつの間にか距離ができている。でも並んで歩くのは少し恥ずかしさもあるのか。幼い頃は祖母に手を引かれて歩いていたはずの作者が、今は祖母の前を歩きながら心配になって時々振り返る。言葉を交わさなくても祖母を思う気持ち、作者の心の成長が読み取れ、心温まる素晴らしい作品。
 

  • 【銀賞】
    「十八歳 子供と大人 使いわけ」
    千葉県 あずさ第一高等学校(渋谷キャンパス) 3年 千葉 春希 さん
     
  • 【銅賞】
    「ほぼ忍者 日陰に沿って 歩く女子」
    岡山県 清心女子高等学校 3年 菊地 環 さん

 

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特設サイトでは、このほかの入選作品や受賞者のコメント等を掲載しています。
高校生の力作をぜひご覧ください。

 

 


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