
「第12回(平成28年度)全国高校生川柳コンクール」の入選作品が決定しました。入選は金賞[福岡大学長賞]、銀賞、銅賞、全日本川柳協会賞[特別賞]、西日本新聞社賞[特別賞]、入賞(45作品)の全50作品と、学校賞[特別賞]3校です。
このコンクールは、活字離れが進む若い世代にわが国固有の短詩系文学・川柳に親しんでもらい、文化振興の一助を図ることを目的に平成17年から毎年開催しています。
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【金賞[福岡大学長賞]】
「LINE鳴る 既読付けるか 心理戦」
茨城県 つくば開成高等学校 3年 三浦 悠希 さん
作品評価(西日本新聞社・助清文昭氏)
SNSは人と人とのコミュニケーションを様変わりさせた。今や不可欠なツールであるLINEは、既読を付けるか付けないかの選択でさえ相手へのメッセージとなる。だからこそ、既読を付けない自分に後ろめたさや申し訳なさを覚える。人と会う場合であれ、スマホでやりとりする場合であれ、他者とのつながりには悩みがつきまとうことを「心理戦」の一言で見事に表現している。
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【銀賞】
「姉帰省 家族みんなの 箸そろう」
長崎県 純心女子高等学校 1年 森内 美帆 さん
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【銅賞】
「あたり前 じゃないと知った 震災後」
福岡県 福岡大学附属若葉高等学校 3年 清水 彩音 さん
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その他にも授業、夏休みの課題、受験、部活動、SNS、友人・家族・地域とのつながりなど、「今どきの高校生」の日常が垣間見えるものから、18歳選挙、ポケモンGO、リオ五輪など高校生の視点で「今年のニュース」を表現した作品まで多彩な作品が入賞しています。
以下の特設サイトで詳細を見ることができます。高校生の力作をぜひご覧ください。

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