国際学会で工学部社会デザイン工学科の松藤教授が特別賞を受賞

2017年10月2日から6日にかけてイタリアのサルデーニャ島で行われた「第16回国際廃棄物管理・埋立シンポジウム(16th International waste management and landfill symposium)」30周年記念式典において、福岡大学工学部社会デザイン工学科の松藤康司教授が特別賞を受賞しました。

受賞理由は、松藤教授が長きにわたり「準好気性埋立構造」について世界中にその知識と技術を伝え、社会に貢献したことが認められたことによるものです。

松藤教授は、「この『準好気性埋立構造』は、30余年前に私の恩師である花嶋正孝名誉教授が開発され、私も一緒にその研究に携わっていました。その際、世界に向けこの開発内容を紹介するにあたってどのように表現するかを議論した末、“Semi-Aerobic Landfill Concept”と命名しました。しかしながら、これまで学会等では、英語圏の方から“Passive Aeration”などと異なった表現をされ、自分たちの研究の考え方が適切に伝わっていないと常々違和感を抱いていたのです。ところが今回、学会から、今まで私たちが述べてきた“Semi-Aerobic Landfill Concept”という言葉で表彰をいただきました。今回の受賞を通して、長い年月をかけて、やっと私たちの研究の考え方が皆さんに理解されたと感じ、喜びもひとしおです」と述べています。

さらに、今回の学会で本学は、特別賞に加え日本ベスト論文賞も受賞しました。

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