「福岡から診る大気環境研究所」を新設し、PM2.5・黄砂とその健康影響の実態解明へ

福岡大学は、平成26年4月1日付けで、産学官連携研究機関「福岡から診る大気環境研究所」(研究所長:林政彦 理学部地球圏科学科教授)を新設しました。

PM2.5や黄砂の観測体制を強化し、成分や健康への影響について総合的に分析していく予定です。本学を拠点に、越境汚染の実態とその健康影響解明を目指します。
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「福岡から診る大気環境研究所」紹介

アジア地域の経済発展は、人為的な大気環境変動を引き起こし、社会問題化しています。「福岡から診る大気環境研究所」は、アジア大陸からの越境物質と日本における人為的な排出物質の混合が始まる福岡において、大気組成変動の観測、医学的調査、観測手段の開発を組織的に行い、大気組成変動とその健康影響の実態とプロセスを解明することを目的として設置されました。

福岡大学はこれまで、最先端の研究を進めている他の研究機関等と協力して、総合的な大気環境観測を継続的に行ってきました。その観測を発展させるとともに、医学的な研究と融合させることで、福岡とそこに流入する大気の源流であるアジア地域の大気を「診」断し、健全なる地球環境の保全と社会の健康の増進に寄与することを目指します。

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