福岡大学病院が九州本土唯一の単孔式ロボット手術「da Vinci SP」を本格導入

― 高齢者や若い世代にもやさしい次世代の外科医療 ―

  • 概要
    福岡大学病院は、新型手術支援ロボット 「da Vinci SP」(単孔式ロボット手術システム) を導入し、本格的な運用を開始しました。本システムは、九州本土では唯一の導入であり、全国的にも限られた施設でしか受けられない最先端の低侵襲手術です。
  • ロボット手術は、すでに「特別な医療」ではない
    日本国内では現在、約1000台の手術支援ロボットが導入され、消化器外科領域においても急速な普及が進んでいます。日本人のがん種別死因の2位、女性では1位を占める重要な癌である、大腸がんについて言えば、直腸がん手術においては、2018年の保険適用開始以降、2023年には全症例の約3割でロボット手術が用いられており、更に増加が予想されています。福岡大学病院ではロボット手術センターを設置し、現在5台のロボット手術機器を保有。九州でも随一の症例数を有し、全国的にも有数のロボット手術拠点として診療・教育・研究を行っています。
  • 「4つの傷」から「1つの傷」へ ― 「da Vinci SP」の革新性
    従来のロボット手術(多孔式)では、複数の手術器具をそれぞれ別の創部から挿入して手術を行います。一方、「da Vinci SP」は、1つの小さな孔から複数のロボットアームが体内で展開し、精密な操作を行う単孔式ロボット手術システムです。これにより、傷の数・長さを大幅に低減、その結果、体への侵襲を最小限に抑制、かつ、ロボット手術の利点である、繊細で体に優しい手術が可能といった、従来以上にやさしい外科治療が可能となります。
  • 患者さんにとってのメリット
    「da Vinci SP」による手術では、次のような効果が期待されます。
    ・術後の痛みが少ない
    ・回復が早く、早期退院
    ・社会復帰が可能・傷が目立ちにくく、美容面でも優れている
    高齢化が進む「ふくおか100」の時代においては高齢者にもやさしい手術として、また若年女性や働き世代にとっても傷が目立たず、負担の少ない治療として大きな意義を持ちます。​
  • 全国でも希少な医療体制
    本システムは、2026年1月現在、全国で 19施設・20台 のみ導入されており、九州本土では福岡大学病院が唯一の導入施設です(病院調査、※沖縄県に1台導入)。
  • 「手術して終わり」ではない、大学病院の総合力
    福岡大学病院では、直腸切除後に生じやすい頻便・失禁などの排便機能障害に対し、専門のアフターケアチームが対応しています。医師、看護師、臨床検査技師、栄養士、理学療法士、薬剤師などの多職種が連携し、身体的・精神的両面から患者さんを支援する体制を整えています。

単孔式ロボット手術「da Vinci SP」に関して以下のような取材対応が可能です。
・実際に手術を受けられた患者さんの声を中心としたドキュメンタリー取材
・「da Vinci SP」および従来型ロボット(Xi)の実機見学・比較取材
・手術から術後ケアまでを含めた大学病院ならではの総合医療の取材

  • 【お問い合わせ先】
    福岡大学病院 消化器外科(担当:小堺、大山)
    電話:092-801-1011(代)e-mail:ohyamak*adm.fukuoka-u.ac.jp
    ※メールを送る時は、*を@に変えてください。