~血圧管理に向けた適切なデジタル技術を選択できるようにアカデミックな視点から分析・整理~
現在、医療・健康づくりにおいて、さまざまなデジタル技術が活用されています。
今般、福岡大学医学部の有馬久富教授(衛生・公衆衛生学)を作成委員長として、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受けて、日本高血圧学会は血圧管理に有用なデジタル技術に関するエビデンスの整理を行い、「デジタル技術を活用した血圧管理に関する指針」を初めて作成・公表しました。
本指針は血圧管理に利用されている6つのデジタル技術(血圧自己測定、ウェアラブルデバイス、尿中・食事中Na測定、スマートフォンアプリ、遠隔診療・保健指導、AI)について、利用が推奨できるかどうかを学術的視点から分析し、評価・整理を行ったものです。
血圧管理を行う一般市民・高血圧患者等や健診等における保健指導および医療の現場において適切なデジタル技術を選択すること、また、デジタル技術開発企業に新技術開発のために活用されることが目的とされています。
本指針により、日常的に血圧管理を行う高血圧患者のみならず、一般市民が健康管理を行う際にどういったデジタル技術を選ぶべきかの判断基準が明確となりました。我が国のヘルスケア領域におけるデジタル技術の発展にも大きく寄与することが期待されます。
本指針は、3月14日(金)に日本高血圧学会のウェブサイトで公開しています。
- 日本高血圧学会ウェブサイト
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【お問い合わせ先】
福岡大学医学部 衛生・公衆衛生学教室 教授 有馬 久富
電話:092-801-1011(代)(内線:3315)
Email:harima★fukuoka-u.ac.jp ※★を@に変えてご送信ください。