【九州初】福岡大学病院に「ECMO Car」を導入 「動く集中治療室」、10/1から運行開始

福岡大学病院では、新型コロナウイルス感染症に罹患した重篤な呼吸不全の患者に、膜型人工肺(ECMO)を使った治療を施し、十分な治療実績を収めています。昨年7月にはECMOセンターを設置し、重症患者をさらに積極的に受け入れるとともに、ECMO治療に必要な技術の向上および人材育成にも寄与しています。
この度、福岡大学病院は10月1日(金)から「ECMO Car」の運行を開始しました。ECMO Carの導入により、転院搬送が危険な状態にある重篤な呼吸不全患者の搬送も可能となり、福岡県のみならずより広範囲に高度な医療を提供できるようになります。
  • <要点>
    10月1日(金)から福岡大学病院にECMO Carを導入。九州では初めての取り組み。
    ECMO CarにはECMO搬送専用ストレッチャーを搭載。ECMOを装着した重篤な呼吸不全患者の搬送に特化した「動く集中治療室」として活用が期待される。
    車内は活動スペースが広く設けられ、ストレッチャーの両サイドから処置が可能。
    緊急時には車内でのECMO利用も可能。
    高容量バッテリーや酸素ボンベを搭載し、県内外の広域搬送が可能。
    平常時はDoctor Carとして、災害時にはDMAT Carとして活用。
    日本財団の助成を受け導入。
  • <取材について>
    日時:令和3年10月6日(水)11時~
    場所:福岡大学病院 救命救急センター前 
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  • 【お問い合わせ先】
    福岡大学病院 庶務課
    電話:092-801-1011㈹〔内線:2813〕 FAX:092-862-8200