【記者発表のご案内】佐賀県みやき町の従来の集団健診に「唾液がんリスク検査」を追加

2020年7月6日

リスク検査と集団検診の有用性・意義を検討

福岡大学医学部心臓・血管内科学教室では、佐賀県みやき町が行っている集団健診の項目に「唾液がんリスク検査（肺・膵・大腸・乳・口腔がん）」の項目を追加し、約1,000人（想定）のデータを収集・解析することで、唾液がんリスク検査の診断と集団健診の有用性・意義について研究を行うことになりました。

日本の主な死因別の死亡率は1980年頃から悪性新生物＜腫瘍＞、いわゆる「がん」が最も高く、その傾向は現在も続いています。2019年のがん死亡数の予測（国立がん研究センター）では、男性で肺、大腸、胃、結腸、膵、胃が、女性で大腸、肺、膵、結腸、胃、乳が多くなっています。

がん治療は日進月歩ですが、早期発見が最も大事であるとともに、自覚症状が無いためにがんができていることに気付かず長期間経過している現実があります。

なお、現在、みやき町と本学との間で包括協定を結び（8月頃）、本件以外についても協力して町民サービスの向上と研究に取り組んでいく予定です。

ついては、詳細について、みやき町長、本件の共同研究機関である今村病院の理事長および本学学長等の出席のもと、7月13日（月）に福岡大学で記者発表を行います。

プレスリリース