春の風物詩を後世に残したい"室見川で環境再生(2/8)

福岡大学と地域が一体となり、シロウオの産卵環境を改善
2月8日(土)、福岡大学工学部社会デザイン工学科水工学研究室は福岡市西部を流れる室見川で、地域市民と共に「第10回室見川シロウオ産卵場造成プロジェクト」を実施します。
福岡の春の風物詩として全国的に有名な室見川のシロウオは、漁獲量が年々減少しています。河川の改修整備、水質環境や生態系の変化など要因はさまざま考えられ、シロウオの産卵場となる河底の石が砂に埋没してしまっていることも要因の一つです。そこで平成23年から毎年2月、室見川において、本研究の教職員や学生が漁協関係者、行政関係者、地域市民と共にシロウオの産卵環境の改善活動を実施しています。
当日は、参加者一同が川の中に入り、鍬やスコップを使って河底の砂に埋没したシロウオの産卵場所となる石を掘り起こし、手作業で産卵環境を復活させます。また作業後には炊き出しも行います。この活動を通して、自然の大切さや環境再生の重要性を地域市民と共に考える機会にしたいと考えています。
活動開始から10年目。毎年約200人が参加し、活動後の調査結果では造成区に集中して産卵していることが確認されています。室見川の環境や文化を守るだけでなく、一つの地域コミュニティの場となることも願って、地域一体で実施しています。
  • 【日時】
    2月8日(土)13:00~16:00
    13:00 受付開始
    13:30 作業説明
    14:00 作業開始
    15:30 炊き出し
    16:00 解散
    ※荒天の場合は、2月9日(日)14:00から造成作業のみ実施
  • 【場所】
    室見筑肥橋 西側河川敷周辺(福岡市西区愛宕一丁目) ※集合場所も同じ
  • 【参加者】
    約200人(予定)※事前申込みは不要
  • 【参加費】
    無料
  • 【お問い合わせ先】
    福岡大学 工学部社会デザイン工学科 水工学研究室 助教 伊豫岡(いよおか)
    電話:092-871-6631(代)
    E-mail:iyooka★fukuoka-u.ac.jp
    ※メールを送る際は「★」を「@」に変えてください。