英国科学雑誌『Scientific Reports』に掲載 新たな生薬の組み合わせによる創薬開発に期待
福岡大学医学部の沼田朋大講師らの研究グループは、ヒトの大腸上皮細胞で、漢方便秘薬に含まれる主要な生薬が、カリウムとクロライド(塩素イオン)を移動させることによって腸の水分分泌を増やすことを発見しました。
この研究成果は、2019年10月29日、英国科学雑誌『Scientific Reports』オンライン版に掲載されました。
これまで経験的に用いられてきた漢方便秘薬に科学的で客観的な証拠を示すことができたことは、今後、新たな生薬の組み合わせによる新しい漢方薬の開発や生薬成分の分析結果を基とした創薬の開発が期待されます。
※研究内容の詳細については、別紙をご参照ください。
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