ミトコンドリア異常に伴う疾患や病態の創薬開発に期待
福岡大学理学部化学科の小柴琢己教授らの研究グループは、ミトコンドリアの機能を司るプロヒビチン複合体の立体構造の一端を世界で初めて解明し、同複合体によるミトコンドリア機能の調節の仕組みを明らかにしました。プロヒビチン複合体は、ミトコンドリア疾患に関与する複数のタンパク質とも結合することが本研究で確認されており、今回の研究成果は今後のミトコンドリア疾患や病態の創薬開発への応用を進めていく上での手助けになることが期待されます。
本研究成果は、九州大学大学院理学研究院、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構量子生命科学領域、および徳島大学先端酵素学研究所との共同研究によるものです。2019年9月5日(木)に米国・Cell Pressの学術誌『iScience』オンライン版に公開されました。
※研究内容の詳細については、別紙をご参照ください。
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福岡大学 理学部化学科 小柴 琢己 教授
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