「産学連携ゼミナール」を開始。企業が抱える課題の解決策を学生が提案

「卸団地の街づくり」「ホテルブライダルの戦略」

福岡大学では、産業界から大学教育への意見を聴収する中で、「コミュニケーション能力、文章能力、表現力」「自主学習能力」「専門以外の多様な知識」等の素養を身につけた学生を育成する要望が出され、それに対応する一つとして「産学連携ゼミナール」を今年4月から開始しました。

昨今の学生はこれらの素養を身につける機会に乏しい状況があり、実践的に身につく教育システムを産業界の協力のもと構築する必要があると考えました。一方で、産業界においては、企業が課題を抱えながらも解決策の決め手を模索しているケースがある様です。

これらのことを踏まえ、学生教育と産業界の課題解決を産学連携の視点から捉え、このたびの「産学連携ゼミナール」を開始することとなりました。すでに今年4月に動き始めており、9月まで活動します。具体的には、福岡大学産学連携協議会会員企業である協同組合福岡卸センターからの提示で「卸団地のまちづくり」と、ホテルニューオータニ博多からの提示で「多様化するニーズの中でのホテルブライダルの戦略」の2件で、それぞれ14人の学生が取り組んでいます。なお、商学部や工学部の教員が適宜指導し、中間報告会(未定)と最終報告会(9月)を開催する予定です。

  • 【お問い合わせ先】
    福岡大学 研究推進部 教授 堀 史郎
    電話:092-871-6631(代)(内線:2807)