"地域の環境を地域で守る"大規模プロジェクト始動

-地域市民とともに室見川のシロウオ産卵環境を改善-

2月11日(土・祝日)、福岡大学工学部の水工学研究室は福岡市西部を流れる室見川で、地域市民の皆さまの協力を得て「室見川シロウオ産卵場造成プロジェクト」を実施します。

 福岡の春の風物詩として全国的に有名な室見川のシロウオの漁獲量が年々減少していることを憂慮し、平成23年から毎年2月に室見川で、本研究室の教職員や学生が漁協関係者、行政職員、地域市民と一体となってシロウオの産卵環境の改善活動を行っています。

当日は、参加者一同が川の中に入り、鍬を使って川底の砂の中に埋もれたシロウオの産卵場所であるグリ石を掘り起こし、手作業で産卵環境を復活させていきます。活動を通して、川の大切さや再生の重要性を地域市民の皆さまとともに考える機会にしたいと考えています。

 また、活動終了後には、室見川流域住民の協力による炊き出しを通して、参加者同士が交流を深めます。このプロジェクトは、室見川の環境や文化を守るだけでなく、一つの地域コミュニティの場となることを目指しています。この取り組みには、例年約100人が参加していますが、今年は例年より多くの参加を見込んでおり、地域力を結集して大規模に実施予定です。

  • 【日時】
    2月11日(土・祝日) 14:00~16:00
    ※少雨決行
  • 【場所】
    室見筑肥橋 西側河川敷周辺(住所:福岡市西区愛宕一丁目)
    ※集合場所も同じ
  • 【参加者】
    約200人(予定)
  • 【参加費】
    無料

【お問い合わせ先】

福岡大学工学部水工学研究室 〔担当:伊豫岡(いよおか)助教〕
電話:092-871-6631(代)(内線:6462) メール:iyooka★fukuoka-u.ac.jp
※メールを送る際は「★」を「@」に変えてください