働きながら大学で学びたい学生を支援「学生支援ワークスタディ」制度発足1年利用学生、受け入れ先双方に高評価

福岡大学は、平成28年度に「学生支援ワークスタディ」制度を新設しました。これは、週35時間(昼間)を上限にキャンパス内で大学事務スタッフとして働き、夕方からは商学部第二部の学生として学ぶというものです。採用定員は20人。1年次生は入試成績等に基づき、2年次生以上は学業成績等に基づき応募者の中から選抜します。採用期間は1年で、再選考を経ての更新は可能としています。

この制度のメリットは、主にキャンパス内で勤務するためアルバイト先から大学までの移動時間が必要ないこと、また、勤務体制が学業に支障が生じないように配慮されていることです。

本学の入学前予約型給付奨学金「七隈の杜給付奨学金」等の奨学金を併用することにより、経済的に自立した学生生活がさらに可能になります。

今年度採用の学生6人は、配属された人文学部事務室、人事課等での仕事を通じて「物事の見方が深まり、もっと勉強して多くの知識を吸収したいという意欲が高まった」と話しています。また、配属先からの評価も高く、双方にとって良い結果が現れています。

高校生の進路選択には所得階層の影響があり、大学進学には所得階層格差の影響が拡大していると言われています(参考:文部科学省「私立大学等の振興に関する検討会議」配布資料)。本学では、「学生支援ワークスタディ」制度を活用して、大学進学をあきらめない方が1人でも増えればと考えています。

【お問い合わせ先】

福岡大学 商学部事務室
電話:092-871-6631(代)(内線:2546)平日13:20~16:50