元環境省キャリア官僚の特別講演会を開催(4/8)

ルワンダでごみ問題に取り組む
-人生観と環境問題について学生らに語る-

 

福岡大学工学部社会デザイン工学科の水理衛生工学実験室(松藤康司教授)は、4月8日(火)午後4時から七隈キャンパスで特別講演会を開催します。講師は、元環境省キャリア官僚の三戸俊和氏(41歳)。現在、アフリカのルワンダ共和国に家族三人で居住し、ボランティアでごみ問題に取り組んでいます。

2007年に国連開発計画(UNDP)のルワンダ事務所から、環境問題プロジェクトにおけるコーディネーターの要請があり、環境省在籍のまま現地に赴任しました。

ルワンダ共和国政府からの依頼は、廃棄物対策としてメタンガス削減と水質汚染防止でした。三戸氏は、それまで世界各国でごみ問題解決の実績を出していた本学工学部・松藤教授が提唱する「福岡方式」を採用し、メタンガス発生防止機具を設置する等、問題解決に取り組んでいました。

しかしながら、派遣期間の2年が過ぎ、現地を離れなければならなくなりました。三戸氏は、事業が途中段階であったため、「何一つこれをやったというものがない」と環境省を退職。そのまま現地に残り、現在もごみ問題解決に取り組んでいます。

「人は『何をしたか』が大事。ルワンダでは卒業した大学名を言ったところで何も通用しない」。国家公務員という安定を捨ててでも得た「納得感」「充実感」「やりがい」等について、学生等に向けて語っていただきます。

  • 【日時】
    平成26年4月8日(火)
    午後4時~午後5時30分
  • 【場所】
    福岡大学 3号館第三別館(4階環境保全センター会議室)
    ※キャンパスマップはこちら
  • 【演題】
    廃棄物分野における国際技術協力の最前線 ~アフリカ編~

【お問い合わせ先】

福岡大学 工学部社会デザイン工学科教授 松藤康司
〒814-0180 福岡市城南区七隈八丁目19-1
電話:092-871-6631(代)(内線:2614)
FAX:092-865-3289