本学の教育における生成系AIツールの利用に関する留意事項について(お知らせ)

学生・教職員の皆さま

福岡大学教学担当副学長
加留部 善晴

 

本学の教育における生成系AIツールの利用に関する留意事項について(お知らせ)

近年、AI技術の発達により、「ChatGPT」等をはじめとする高度な生成系AIツールが登場してきました。このような生成系AIツールは、学生の皆さんにとって有用な技術としてこれからさまざまな場面で活用されていくことでしょう。

一方、教育においては生成系AIツールにおける懸念点も多く、生成系AIツールの仕組みを十分に理解したうえで適切に活用していくことが求められます。

このような状況の中、文部科学省においては、教育現場での取り扱いを示すガイドラインの検討が始まっております。また、全国の大学も生成系AIツールの取り扱いについて議論し、その方針、留意点等が公表されております。

本学では5月から教育における生成系AIツールの利用に関する議論を始め 、まずは、下記のとおり、利用に際しての基本的な事項を取りまとめましたので、ご確認ください。今後、生成系AIツールの活用については、国内外の状況に注視しながら継続的に審議・検討し、情報を発信してまいります。

  • 学修活動における課題(レポート、小論文、学術論文等)を作成する際に、生成系AIツールを用いることは、皆さんの学修を阻害する可能性があります。場合によっては意図せず第三者の著作物と類似性が高くなり、盗作や剽窃と判断されるなど、著作権を侵害する可能性もありますので、使用の際には十分注意してください 。
  • 生成系AIの取り扱いは、授業科目によって異なりますので、担当教員の指示のもと、適切な範囲内で使用してください。このとき生成系AIツールはあくまで学修のアシスタントとして使用してください。
  • 生成系AIツールへ入力された情報はデータベースとしてそのまま蓄えられる場合もあり、意図せず流出・漏洩し、種々の問題が生じる可能性があります。そのため生成系AIツールへの機密情報や個人情報の入力はしないようにしてください。

 

以 上