アカデミアとして「命の大切さ」を改めて心に誓う ~安倍元総理の凶弾に斃れた報に接して~

私たちは7月8日(金)、大変悲しい出来事に遭遇しました。安倍晋三元総理大臣が、凶弾に斃(たお)れました。常に「命の大切さ」を掲げ大学運営を行ってきた私にとっては、考えられない程のショックでした。

犯人は取り押さえられましたが、安倍元総理は帰らぬ人となりました。犯行に至った理由が何であれ、このようなやり方は絶対に許されないことです。安倍元総理のご冥福を心からお祈り申し上げます。

このような事件が再び起こらないよう、皆で力を合わせる必要があります。ウクライナ問題をはじめ、様々な理不尽な暴力に対しては、毅然と戦っていく必要があります。

暴力や銃弾では平和は得られませんし、やっても来ないのです。世の中を良くするために大学はあると考えます。そのために研究者は研究し、学生の皆さんは学んでいます。

私たちアカデミアが目的とする「命の大切さ」をここで改めて心に誓いたいと思います。なぜなら、それが、私たちの原点だからです。

 令和4年7月11日   
福岡大学長 朔 啓二郎