新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
本年が皆さまにとりまして、良い年となりますようお祈り申し上げます。

昨年は激動の1年でした。「物事には全て時(times)があること、そして、その対応が重要で、原因があり結果があること」、その様なことを感じた年でした。

「東京2020」が開催されました。在学生の出場は20年ぶりで学内外で大変盛り上がりました。また、卒業生が金メダルを獲得するなど大活躍してくれました。他にも全国レベルの大会で活躍してくれた学生たちが大勢いて、スポーツの力で元気をたくさん頂いた1年でした。

本学は昨年、基本方針「命ファースト」のもと対面授業を再開し、ようやくキャンパスに活気を取り戻し始めたところです。キャンパスに轟く学生の賑わいは、私にとって何物にも代え難い幸せな光景であり、それが安全・安心下で続いていくよう本年も環境整備を進めてまいります。勿論、オミクロン株をはじめ状況の変化や兆候には敏感になり、鋭意対応してまいります。

本学は本日より大学敷地内を全面禁煙としました。喫煙は、コロナの重症化リスクを上げてしまいます。加えて、望まない受動喫煙も発生してしまいます。健康増進法により、周囲の状況に配慮することが義務付けられてもいます。しかし何より、キャンパスに集う未来ある若者には将来にわたって健やかにいてもらいたいという願いがあります。非喫煙・禁煙を進めてまいります。

福岡大学病院の新しい本館の建設工事がスタートしました。「あたたかい医療」を実践する医療人の養成にさらに力を入れ、地域社会にますます貢献していきたいと思います。

2万人の学生、4,400人の教職員、27.5万人の卒業生が一体となって、スローガン「Rise with Us」のもと、本年も躍進を続けていきます。その模様はFUKUDAism等さまざまな媒体で皆さまにお届けします。ぜひ、お心寄せいただければ幸いです。

本年も何卒、よろしくお願い申し上げます。

令和4年1月1日
福岡大学長 朔 啓二郎