前期における原則遠隔授業等の継続と前期成績評価について(お願い)

学生の皆さん

教学担当副学長 加留部 善晴


前期における原則遠隔授業等の継続と前期成績評価について(お願い)
 

朔学長の示す<命ファースト>の基本方針に則り、学生や教職員、そしてステークホルダーの皆様の命を守ることを最優先に考え、前期における原則遠隔授業等の継続と7月24日(金)~8月1日(土)に予定されていた定期試験について、対面による試験の中止を決定いたしました。前期授業計画および定期試験に代わる成績評価方法につきましては、授業担当教員より授業内およびFUポータルの授業管理でお知らせしますので、履修している科目の変更内容等を確認するようお願いします。

本学は2万人を超える学生と教職員がワンキャンパスに集う、という特徴を有することから、キャンパス内はもとより通学・通勤、そして近隣の地域住民の皆様と共生し、新しい生活様式に取り組む必要があります。5月14日(木)付けで福岡県を含む39の県での緊急事態宣言が解除され、25日(月)にはすべての都道府県で解除されました。解除されたとはいえ、安全宣言が出されたわけではなく、これまで通り感染予防および感染拡大の防止を図ると共に、第二波を最小限に止める具体的な対策と確実な実行を怠ってはいけません。

そのような中ではございますが、遠隔授業のみでは技術の習得および技能を身に付けることが困難である実験および実習科目について、3密(換気の悪い密閉空間、多くの人が密集、近距離での会話や発話)が重なることを徹底的に回避する対策を講じた上で、段階的に実行していく予定です。実施する場合には,授業日の2週間前までにご案内いたします。その一方で、3,000科目を超える全ての授業を対面で実施することは非常に困難です。また、学生の皆さんのご協力とご理解のもと、遠隔授業等の取り組みが進んでいる中、多様なメディアを用いた授業形態に慣れてきたころではないかと思います。前期授業につきましては、原則遠隔授業等を継続させていただくこと、どうぞ、ご理解のほどよろしくお願い致します。

朔学長は、大学の使命として、共に育つ「共育」を第一に掲げています。対面での「共育」はとても困難な状況下にありますが、webexを用いた遠隔授業等の実施や配信した教材等に、私たちのその思いをのせて授業を展開しています。福岡大学としての社会的役割・責任を学生の皆さんと共に担いながら、社会からも憧れられる大学に育っていくために一緒に新しい大学生活に取り組んでいきたいと考えています。

以 上