平成25年度卒業式を挙行しました

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平成25年度福岡大学卒業式を、3月19日(水)午前10時から第二記念会堂で、学部卒業生ならびに大学院(修士課程・博士課程前期)修了者をはじめ父母、来賓、本学関係者など約6,000人が出席し挙行しました。

式典序曲演奏、開式、国家斉唱のあと、衛藤 卓也学長が各学部の総代10人および大学院の総代1人に学位記を授与し、続いて、学長賞表彰者が紹介されました。その後、学長式辞、鎌田 迪貞理事長挨拶、川畑 懿子一般社団法人有信会理事長祝辞、在学生総代送辞(学友会総務委員長永吉 史明さん)、卒業生総代答辞(スポーツ科学部田邊 章乃さん)が行われ、最後に校歌を斉唱し、11時12分に式は終了しました。

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卒業生の内訳は次のとおりです。

  • 1.学部卒業生
    人文学部594人、法学部557人、経済学部590人、商学部543人、商学部第二部161人、理学部257人、工学部639人、医学部188人、薬学部212人、スポーツ科学部269人
    【学部計4,010人】
  • 2.大学院修了者(修士課程・博士課程前期)
    人文科学研究科38人、法学研究科9人、経済学研究科23人、商学研究科18人、理学研究科29人、工学研究科58人、医学研究科看護学専攻6人、薬学研究科1人、スポーツ健康科学研究科10人 
    【大学院計192人】
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なお、学生広報サポーター登録者の二人が、卒業式総代を務めた田邊章乃さんを卒業式前に取材しました。その取材原稿を紹介します。

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【夢への支え】

「好きな学食は健康応援セットです」と明るく答えてくれたのは、福岡大学陸上競技部の田邊章乃さん(スポーツ科学部4年次生)だ。種目は三段跳び。彼女は平成25年度福岡大学卒業式で総代という大役を務める。

教 師である両親の影響を受け、「教師になる」という夢を持った彼女は、好きな陸上を続けながら専門的な分野を学ぶことができる福岡大学への進学を決めた。高 校時代、インターハイ2位という成績を残した田邊さんは陸上競技部に入部する。しかし、高校と大学、そこには大きな違いがあった。「高校時代は大会でどの くらい記録が出るのか楽しみで、勝つこと自体は意識していなかったのですが、大学はみんな強く、勝ちにこだわる自分がいて、そんな自分が嫌でした」と田邊 さん。そのような時彼女を助けたのが周囲の仲間だったそうです。やさしい言葉だけでなく、間違っている点を指摘してくれる仲間。お互いに言い合える仲間。 「仲間」は彼女の大きな支えであり、欠かせない存在なのでした。

また、陸上競技部の片峯隆監督について田邊さんは「教える方法、伝え方、考え方がすごいです。先生の方が私より自分のことを理解してくれていると思います」と話す。教師を目指す彼女にとって片峯監督は目標であり、支えになっているのだろう。
実家は福井県。福岡へ来て3カ月ほどたつとホームシックにもなったという。そのような中、全日本インカレでは9位、学業においても優秀な成績を残した。 「遊びの誘惑に勝ち真面目をつらぬいた点は自分を褒めたい。そこが後悔する点でもあるのですが」と田邊さんは4年間を振り返る。

日々何事にもひたむきに取り組む姿勢が、総代を務めるという結果につながったのだろう。卒業後は本学スポーツ科学部の助手を務めながら教師を目指すという。夢に向かって、これからも頑張ってほしい。

経済学部経済学科2年次

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【支えていたもの】

部活動・勉強面において優秀な成績を残し、平成25年度本学卒業式で総代を務める田邊章乃さん。文武両道させながら過ごした4年間は決して平坦な道のりではなかったはず。陸上のため福井から来た彼女の支えになっていたものは何だったのか。

インターハイでは全国2位という成績を収め、さらに高みを目指して強豪が集う本学へ入学。出身地の福井では向かうところ敵なしだった田邊さん。しかし大学で は全国のトップが集まってくるため思うように勝てず、悩む時期が続いた。陸上で本学へ来たのに、その陸上で勝てない自分が嫌だったという。そんな彼女の支 えとなっていたのが“仲間”だった。悩んでいるのは自分だけじゃない、同じ境遇にいるからこそ分かってあげられることがある、とお互いが支え合い苦難を乗 り越えてきた。悩んでいた彼女には何でも相談でき、間違いを指摘してくれたり本音で話したりできる仲間の存在が大きかったようだ。

「周囲 の人たちに恵まれている」と語る彼女が尊敬する人物の一人が片峯隆監督である。技術面のアドバイスはもちろん、教え方や伝え方がうまくスランプだった時の 彼女は何度も助けられたとのこと。自分のことは自分が一番分かっているはずなのに、監督の言うとおりにやるとうまくいったことがあり、選手のことをよく見 てくれてるんだな、と驚いたそうだ。

そんな人として尊敬できる監督の下で陸上を続けてきた田邊さんの目標は“教師になること”である。7年 間の陸上生活で得た知識や技術、経験などを人に伝えたいという思いからで、両親を教師に持つ彼女の幼いころからの夢。勉学に真面目に取り組み、文武両道を 貫いてきた彼女ならこの夢を現実のものにできる日もそう遠くないだろう。

商学部経営学科2年次

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