
教職員がリフレッシュできるひとときを提供したい
- 福岡大学リフレッシュルーム
- 2010年度入職
福岡大学には、教職員の健康維持・増進および疲労回復を目的としたリフレッシュルームがあり、「あん摩・マッサージ」「鍼」「灸(電子温灸器)」による施術を行っています。大学内にこうした施設があるのは全国的にも珍しく、専門資格を有する視覚障がい者2人が常駐し、施術にあたっています。
【現在の仕事内容】
1回につき45分間という限られた時間ですが、心身を整えるために、専門資格を生かし以下の施術にあたっています。
■あん摩・マッサージ
施術者の手を直接体表に当て、筋疲労・血流改善を図ります。施術者の手(眼)で凝った箇所を見つけ、全身的に筋緊張緩和・血流改善を行う手技です。
■鍼
鎮痛・筋緊張緩和・血流改善を図ることが目的ですが、身体にある経穴(ツボ)にアプローチするという点が、他の施術との大きな違いです。長さや太さの違う鍼が7種類あり、身体状況を触診してから種類を選択し、皮膚から5mm~数cm程度刺入します。痛みは、その時々の身体状態や、痛みの閾値が低い人・高い人で多少の差はありますが、採血時の注射の痛みほどは感じられないと一般的に言われています。
■灸(電子温灸器)
皮膚の表面上からアプローチし、温熱効果により血流改善・自己免疫の正常化を促します。その温熱効果と相まって、鎮痛・筋緊張緩和・不定愁訴・体の強張りをほぐす等の作用があると言われています。
【心掛けていること】
施術を受ける方にとって、以下のような時間になるよう、心掛けて施術にあたっています。
■ 業務空間と離れた空間で、心身の緊張を緩和させ、考えを整える時間
■ 心身の不定愁訴を軽減させる時間
■ 急性症状(筋系)を軽減させ業務に復帰するための時間
■ 慢性症状を軽減させ集中力を回復させる時間
■ 1週間の疲れを軽減させ、次週に向けてリフレッシュするための時間
利用者から「このような施設があってよかった」「リフレッシュできた」と声を頂いた時は、特に大きな喜びとやりがいを感じます。
リフレッシュルームは、2024年で開設14年目を迎えます。施術を通して、教職員の方々の快適な職場環境づくりに貢献できるよう、これからも邁進していきます。



