1. HOME
  2. F-ACE
  3. 教職員
  4. 大場 ちなみ
福大人の魅力を伝える「F-ACE(フェイス)」
IMG_5535(編集).jpg

迅速・適切な検査を行い、患者さんの治療に寄与し続けたい。

大場 ちなみ
OHBA Chinami
  • 福岡大学病院臨床検査・輸血部
  • 臨床検査技師
  • 2014年度入職

【現在の仕事内容】

福岡大学病院臨床検査・輸血部の臨床化学・遺伝子検査室に所属し、生化学的検査・免疫学的検査に関する分析装置を用いた検体の前処理から、分析、検査結果報告までを主に担当しています。この分析装置を適切に管理し、検体を正確に測定・報告できる状態を維持することが私の業務です。ルーティン業務終了後は、日々機器のメンテナンスや管理を行い、翌日の検査報告が確実に実施できるようにしています。その他、夜間や休日の緊急・輸血検査対応のための時間外業務に加え、2014年に取得した臨床検査室認定(国際規格ISO15189)の基準を維持すべく、臨床検査の信頼性や品質向上を目標とした部内委員会の委員長も務めています。

【これまでの職員経験の中で、印象に残っているエピソード】

2014年に入職して以来、約10年間で4度の異動を経験し、現在の検査室以外にも生理機能検査室、細菌検査室、緊急・輸血検査室(夜勤)、採血など、多くの業務を経験してきました。検査室ごとに業務内容や必要な知識・経験は異なり、大変な面もありますが、それぞれに特化した専門業務や専門の検査システムを学ぶことができました。現在進めている新規装置導入の検討時や、問題が起こった際の対応など、さまざまなシーンで多角的な視野を持って課題に取り組むことができるようになったのは、複数の部署を経験できたからこそだと感じます。

【仕事のやりがい】

基本的な検査報告は電子カルテを通じて行うため、患者さんや他職種と直に接する機会はあまりなく、チーム医療の一員であることが感じにくいという面があります。しかし、検体の状態に疑問が生じた際や、早急な結果確認が必要な際は、電話などで他職種を相手に状況の確認や報告を行います。検体を採り直して再検査を行い、患者さんに無事に追加の検査や薬剤の変更が行われていることをカルテで確認できたときは、臨床検査技師として治療に寄与できたのだと実感できる瞬間です。今後も、積極的にコミュニケーションが取れるよう努めたいと思います。

【職場の雰囲気や研修体制】

先輩や上司に対して相談や提案をした際は快く協力やアドバイスが得られますし、機器トラブルが起きたときには皆で協力し合う雰囲気がある職場です。業務の習得についても手順書に従い行われており、説明から評価までが全て管理されています。また、全ての臨床検査に関する業務のうち、今の自分がどこまでできるようになったかを毎年振り返る機会があり、自身の現在地を確認しながらステップアップできる環境だと感じています。本院は大学病院であり、専門性は常に求められますが、学会や勉強会で学ぶチャンスも多いと思います。

(2023年夏取材当時)


 

BACK TO
TOP