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福大人の魅力を伝える「F-ACE(フェイス)」
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進化する医療に順応。スキルアップを図り、常に最適な検査を。

尾畑 麻美
OBATA Asami
  • 筑紫病院放射線部
  • 診療放射線技師
  • 2012年度入職

【現在の仕事内容】

私たち診療放射線技師は、専門的な知識を用いて検査画像の提供や放射線管理を行っています。仕事内容は多岐にわたり、一般に知られている単純X線撮影(レントゲン)から、CT検査、透視検査、血管造影検査、核医学検査、放射線を使わないMRI検査まで、多くの役割を担います。その中でも私は、CT検査、マンモグラフィ検査(乳房X線検査)に携わることが多く、目的に応じた撮影、診療や手術支援のための三次元画像の作成が業務の多くを占めています。

【これまでの職員経験の中で、印象に残っているエピソード】

検査を担う診療放射線技師は、医師や看護師のように一人の患者さんと直接コミュニケーションを取る時間はあまり多くありません。しかしある時、担当した患者さんから、「不安でいっぱいだったけど、あなたと話して元気が出たよ」と言っていただいたことがありました。病院に来ること自体や、検査結果に不安を抱える患者さんが多い中、検査という短い時間でのやりとりの中でも、患者さん一人ひとりに寄り添うことが重要だと改めて気付かされた機会でした。

【仕事のやりがい】

検査の精度は装置の性能や撮影の技術力によって大きく左右されます。状態の異なる患者さんに応じた最適な検査(=医師の診断に必要な最良の画像の提供)を行うためには、その検査を担う私たちの知識やスキルがとても重要です。日々医療機器の性能は進化し、新しい検査手法が次々と出てくる中、常に学び続ける姿勢を持ち、知識やスキルを身に付けて日々の業務に還元することが、医師の診断のサポート、結果的には患者さんへの最適な医療の提供につながります。自分の頑張りがより良い医療の提供につながることに、特にやりがいを感じています。

【職場の雰囲気や研修体制】

筑紫病院には約20人の診療放射線技師が在職しています。子育て世代も多く、私自身も2人の子どもを育てながらフルタイムで働いています。子どもの体調不良で急なお休みをもらったり、夜勤等の時間外勤務の調整をお願いしたりすることもありますが、周囲の理解と協力を得ながら働くことができ、子育てと仕事を両立することができています。また、日常業務の中では検査毎に担当者が配置されていますが、検査件数や内容はさまざまで当然忙しさも変わってきます。そんな状況でも臨機応変に動き、互いに協力し合うことで、可能な限り患者さんの待ち時間を減らし、円滑に検査を行うことができるよう努めています。

 

(2023年8月30日)


 

 

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