福岡大学の周辺にある民間下宿には、本学の教育方針を理解し、学生が学業や課外活動に専念できる生活環境を維持しているものを指定した「指定寮」があります。
この「指定寮」での暮らしについて、入居している学生4人に学生広報サポーターが取材しました。
第3回は、寮友会副委員長の辻健裕さん(法学部法律学科3年次生)に、酒井悠圭さん(人文学部歴史学科3年次生)がインタビューした記事です。
■第二の家族
「寮は第二の家族のような存在」
そう話してくださったのは、寮友会で副委員長を務める辻健裕さん(法学部法律学科3年次生)。
高校生の頃から寮生活をしていたこともあり、大学生になっても寮生活を希望したそうだ。寮生活の魅力は、平日に毎日二食ご飯がついていること。寮主さん夫妻手作りのごはんを寮生と食べるときは、ほっとするそうだ。アルバイトやサークルで帰る時間が遅れてもご飯を取り置きしてくれる。トイレやお風呂など、共同スペースの掃除は、週3回お手伝いさんがしてくれるため、心地良い寮生活を送れているそうだ。
辻さんが暮らすのは、約30人が入居している男子寮。寮生の数が多いだけあって、同じ学科の先輩に勉強を教えてもらったり、他県や他学部の友達が気軽にできるという。
イベントが満載なところが他の寮とは一味違うという。新入生歓迎のための唐津旅行にはじまり、油山でのマラソン大会、ボーリング大会など、毎年多彩なイベントが行われているという。この寮の廊下には、イベントの様子を撮影した写真が所狭しと飾ってあった。
福岡県外からの出身者が多いこの寮では、親元から離れても寂しくならないよう寮生同士が仲良くなるように工夫されていた。辻さんは最近、寮生からサプライズで誕生日をお祝いしてもらったそうだ。
辻さんは、「寮生活は、近くに仲間がいて毎日和気あいあいとして楽しい上、一人部屋で一人の時間も持つことができ充実している。病気になっても寮主さん夫妻が面倒を見てくれるからありがたい」と話していた。
この寮には、どこか温かい雰囲気が漂っていた。
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【学生広報サポーター(グーミーズ)・酒井悠圭さん(人文学部歴史学科3年次生)】
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