福岡大学の周辺にある民間下宿には、本学の教育方針を理解し、学生が学業や課外活動に専念できる生活環境を維持しているものを指定した「指定寮」があります。
この「指定寮」での暮らしについて、入居している学生4人に学生広報サポーターが取材しました。
第2回は、寮友会副委員長の木浦彩織さん(人文学部歴史学科2年次生)に、酒井悠圭さん(人文学部歴史学科3年次生)がインタビューした記事です。
■女の子だらけのシェアハウス
色とりどりの鉢花が出迎えてくれた、指定寮。今回私は、寮母さん家族と9人の女子学生が暮らす寮を取材した。
寮生活を紹介してくれたのは、寮友会副委員長を務める木浦彩織さん(人文学部歴史学科2年次生)。食事が保障されていることと、初めて親元から離れる不安から寮生活を選んだという。
取材日の夕食のメインメニューは、麻婆豆腐。寮母さん手作りのご飯を前に、食卓はどこかほっとする和やかな雰囲気に包まれていた。食卓で寮生とおしゃべりする時間が、木浦さんにとってお気に入りの時間なのだそうだ。
同じように気に入っていることに、寮の雰囲気がある。寮生同士はとにかく仲が良い。
一緒にテレビドラマを見たり、買い物に行ったりするそうだ。最近では、小道具を使って誰かを驚かすドッキリが流行っていたらしく、木浦さんも下駄箱の靴の上に乗った蜘蛛のおもちゃに動揺させられたとのこと。他にも、誕生日会をしたり、食事の出ない休日に、みんなで鍋ややきそばを作って食べたりと仲睦まじい生活を送っていた。光熱費などの生活費は、1カ月2万円弱。出費を抑えられるのも寮生活での魅力の一つだ。
一方で、ご飯の時間やお風呂の時間、門限が決まっていたりと、時間の制限が厳しい女子寮だが、生活リズムを寮中心にすれば苦ではないという。
木浦さんは、「親元を離れて心細いときに、共感できる仲間がいることはありがたい。寮生活は、シェアハウスのようで楽しい」と話していた。
取材中、どこからともなく明るい笑い声が聞こえてきた。これからもこの寮は寮母さんと寮生の笑顔に包まれ続けることだろう。

自分の部屋でゆっくり(Bタイプ)

寮母さんの手作りで食卓を囲む(Bタイプ)
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【学生広報サポーター(グーミーズ)・酒井悠圭さん(人文学部歴史学科3年次生)】
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