〔学生取材コラム〕V.プレミアリーグ(バレーボール)の「堺ブレイザーズ」に入団が決まった今富選手にインタビュー

10月26日(月)、本学バレーボール部今富稜介選手(スポーツ科学部4年次生)がV.プレミアリーグの「堺ブレイザーズ」へ入団しました。今富選手は2014年12月から2015年12月まで本学バレーボール部で主将を務め、九州大学リーグ等で活躍した期待の選手です。

その今富選手に、学生広報サポーター(グーミーズ)の原口花恵さん(人文学部文化学科3年次生)がインタビューをしました。

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■「次のスタートへ」

V.プレミアリーグの「堺ブレイザーズ」へ入団が決まった今富稜介さん(スポーツ科学部スポーツ科学科4年次生)に話を伺った。その中で、「今」だからこそ、分かることがある、ということを感じた。成長の只中にいる時には気付かない、歩いていく先で必ず生きてくる経験がある。そして、その「今」の地点に立った時には、私たちはそこからまた新たなスタートを切っている。

今富さんには忘れられない試合がある。2014年12月に行われた「秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会」。22-25、25-27、20-25で関東の強豪チームに惜敗し、ベスト8への道は阻まれたものの、ベスト16という結果を残した。この接戦の中で、「自分たちでもやれる」という手応えを感じたという。1つ上の代の先輩たちと一緒に戦った最後の大会は、自分自身のプレーには悔いが残ったが、上手くなりたいとあらためて思う機会にもなり、自分が主将となってスタートする年の良い追い風になったという。

部員との信頼関係を築くために心掛けたことは、練習中と普段の会話ではメリハリをつけること。主将になって特に感じたのは「伝えること」の難しさで、指示や思いを伝えるときに学年によって伝え方やタイミングを変えるなど、模索しながら向き合ったそうだ。また、バレーボールの良さは、チームでボールをつないでいくところにあると語る今富さん。試合に出ることができずに、悔しくつらい思いをしたことも少なくなかったそうだ。しかし、支えてくれる仲間の大切さを学べ、監督をはじめ手厚いサポートをしてくれるスタッフがいる恵まれた環境があった。その福岡大学で過ごした4年間に感謝しているという。

今後の抱負は「レギュラーとして試合で活躍し、観ている人に元気を与えられるプレーをしたい」ということだ。プロのプレーヤーとしてスタートを迎えるに当たって、不安が付きまとっているというが、その反面、その一歩をハイレベルな場所で踏み出せることへの喜びを噛みしめる。

今富さんは自身の大学生活を振り返って、「卒業する時に悔いが残らないように高みを目指して頑張ってほしい」と、後輩たちに向けてメッセージを語ってくれた。

それぞれに道がある。目標がある。今までの経験を踏まえて、社会という新たな世界への一歩を踏み出そうとしている今富さん。この先、どんなプレーを見せてくれるのか、今後の活躍から目が離せない。

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「堺ブレイザーズ」に入団が決まった今富選手

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九州リーグ試合中のチームメイトと今富さん(中央)

【学生広報サポーター(グーミーズ)・原口花恵さん(人文学部文化学科3年次生)】 

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