〔学生取材コラム〕-インターンシップ参加者の声①ー

福岡大学では、学生のキャリア支援を行い職業観を高めていく取り組みの一つとして、インターンシップを推進しています。2014年度国内派遣数は558人で、九州では1位、全国では13位(出典:『2016年版大学ランキング朝日新聞出版』)となっています。

2015年の夏にインターンシップに参加した2人の学生に学生広報サポーター(グーミーズ)が話を聞きました。

全3回にわたって紹介する「インターンシップ参加者の声」の第1回は、三つのインターンシップ(法務省人間科学系インターンシップ、ベトナムでの海外インターンシップ、福岡 NPO・ボランティア交流センターあすみん)に参加した西浦のぞみさん(人文学部教育・臨床心理学科3年次生)に井上美咲さん(商学部商学科1年次生)がインタビューした記事です。

00_line-top.gif

■「インターンシップに参加した方の取材」

インターンシップとは、在学中に自分に適した職業を見つけるため、企業や官公庁などに就業体験をする制度である。1年次生の私はインターンシップという言葉は聞いたことあるが、実際に行った人が周りにいないためよく知らなかった。そこで、インターンシップに参加した、西浦のぞみさん(人文学部教育・臨床心理学科3年次生)に話を伺った。

西浦さんは2015年8月、法務省人間科学系インターンシップ、ベトナムでの海外インターンシップ、福岡 NPO・ボランティア交流センターあすみんの3つのインターンシップに参加した。一般に、公務員と民間企業の両方を同時に就職の対象とすることは難しいと言われているため、インターンシップもどちらかにすることが多い。しかし、西浦さんは「経験」することにこだわり、自分の興味のある分野のさまざまなインターンシップに自発的に参加したそうだ。

西浦さんは、自分が就きたいと思う職業のキーワード「教育」「海外」「NPO、NGO」を起点に、インターンシップ先を探し始めたという。インターンシップ参加のきっかけについては、法務省のインターンシップは大学の先生に勧められ、それからインターネットの情報を元に決めたそうだ。ベトナムの海外インターンシップは、学内のイントラネットと掲示板で知り応募に至ったと話す。幼少期から海外とは関わりがあり、2年前から海外で働くということについて考え始めていたという。福岡 NPO・ボランティア交流センターあすみんは、就職・進路支援センターが行うインターンシップ説明会で知り、大学から推薦をもらったとのことだ。

法務省人間科学系インターンシップでは、少年院にいる少年たちの矯正教育を行う仕事を体験した西浦さん。そこでは、現場で働かれている方々の姿勢や、なぜこの仕事に就かれているかなど、インターネット上には載っていないことをたくさん知ることができたと西浦さんは話す。

ベトナムでの海外インターンシップでは、企業が開発中の新サービス企画についてプレゼンテーションを行ったそうだ。11日間ベトナムに滞在し、洗濯機もなく、2人1部屋で多忙だったが、2人でお互いの弱みをカバーし合い、自分にできることを全力で取り組んだという。

福岡 NPO・ボランティア交流センターあすみんでは、企画書作りや企業の方と市民の親子を対象にしたイベントに参加することができたそうだ。これまでは民間企業への就職に心が傾いていたが、企業の方々の仕事に対する熱意や考え方を聞いて、民間企業以外にも幅広い仕事に関心を持つように考え方が変わったと話していた。

最後に西浦さんは、「公務員の方、大企業の方、NPO法人の方、他大学の学生、インターンシップで共に頑張った友だち等、いろいろな人との出会いがあり、それぞれの話を聞き、自分の話も聞いてもらって、自分の将来についてのアドバイスをたくさんいただいた。良いな、と思うことはどんどん自分に取り入れていこうと思った。自分の考え方の偏りや視野の狭さにも気付くことができ、今後社会に出たときに自分の糧になる経験をたくさんできたと思う。自分の強みを知り、弱みと真剣に向き合えたため、自分の原点に立ち返ることができた。インターンシップはとても忙しくて大変だったけど、今しかできないことだと思う。失敗が許されるのは大学生のうちまでだと思うから、いろんなことに挑戦してほしい」と話してくれた。

20151020-10.jpg

ベトナムでの海外インターンシップ

20151020-11.jpg

びっしりと書かれた西浦さんのエントリーシート

【学生広報サポーター(グーミーズ)・井上美咲さん(商学部商学科1年次生)】

00_line-top.gif

  • 就職・進路支援センターのウェブサイトはこちら
  • 就職・進路支援センターのFacebookページはこちら