〔学生取材コラム〕平成27年度「学園祭」開催ー七隈祭編②-

西日本最大級の規模を誇る福岡大学の学園祭(七隈祭・雅祭〔商学部第二部〕・医学祭〔医学部〕)が、10月31日(土)から11月2日(月)に開催されます。

福岡大学の学園祭は三つあり、それぞれに学園祭の準備や当日の運営を行う実行委員会が組織されます。各委員長を筆頭に長期間にわたって準備が行われ、現在、学園祭開催まで残り1週間を切って準備は大詰めを迎えています。そこで、学生広報サポーター(グーミーズ)3人が各委員長に学園祭の魅力等について話を聞きました。全6回にわたって紹介しています。

第5回は、七隈祭委員長である下川一樹さん(工学部電気工学科3年次生)に竹下舞夏さん(薬学部薬学科2年次生)と市原功也さん(経済学部経済学科4年次生)がインタビューした記事です。

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■七隈祭、"開花"に向けて着々と

七隈祭の開催が迫る中、準備に勤しむ七隈祭実行委員の皆さんの活動場所に伺った。

この日、8号館前の野外ステージでは、展示企画を紹介する情宣ステージのリハーサルが行われていた。日が暮れ、ステージに向けた移動式照明の明かりの中、大人数が集まり、担当ごとに確認を行っていた。昼休みにある情宣ステージのリハーサルが、放課後人の気配の少ない暗闇の中で行われているとは、多くの昼間部生は知らないのではないだろうか。七隈祭実行委員は、サークル活動時間にも人知れずコツコツと準備を進めているのである。

福大前バス停付近、現在七隈祭仕様に飾られた通用門横でも、ステージ企画の備品である段ボールの大砲、看板の背景などの色付けを、段々冷たくなる空気の中にも関わらず、2、3人が仲良く明るく作業していた。

有朋会館では教室に加え廊下まで使って、子どもパーク企画のゲームの道具や企画の投票箱、くじ引きの箱の製作、病院から貰ってきたシーツを横長にミシンで縫い合わせた幕作り、他にも文字やイラストを描いたりと作業別に場所を分けて活動していた。とある部屋では書道の作品を手作業で掛け軸のように表装していたり、また別の部屋では模擬店の管理をしていたり。舞台のある部屋では、フリーステージ企画のリハーサルも行われていた。七隈祭の本祭初日である10月31日(土)12時半から行われるこの企画は、ハロウィンをテーマとした劇中の人物が物語も進めつつ、七隈祭の企画はもちろん、他大学や市民の方も含む複数の団体を、そのパフォーマンスとともに紹介していくものである。練習段階であったが、照明や幕、人の出入り、立ち位置のチェックが本番さながらに行われており、演者の方々の読み合わせも、ハイレベルなものであった。

実際に準備の様子を見てみると、どの企画も多くの人の力が込められて一つの企画となっているのだとあらためて実感し、より本番が待ち遠しくなった。ぜひとも当日、多くの人に完成形をその目で確かめ、今年しかない60回目の節目を迎える七隈祭を思う存分楽しんでいただきたいものだ。

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日没後、リハーサルの行われる野外ステージ前

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野外で冷たい空気に包まれながらの制作活動

【学生広報サポーター(グーミーズ)・竹下舞夏さん(薬学部薬学科2年次生)】 

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