〔学生取材コラム〕留学体験記-蔚山大學校(韓国)への留学体験-

福岡大学にはグローバル人材として成長できる多彩なプログラムがあります。その最たるものが海外の大学で学ぶこと。

そこで、留学先から帰国した2人の学生に学生広報サポーター(グーミーズ)が話を聞きました。一人は、「交換留学制度」を活用してリヨン政治学院(フランス)で1年間学んだ川端春菜さん(人文学部フランス語学科4年次生)。もう一人は、「海外研修制度」を活用して蔚山大學校(韓国)で3週間学んだ池田彩さん(人文学部英語学科2年次生)です。

全3回にわたって紹介する「留学体験記」の第3回は、蔚山大學校で学んだ池田さんに吉川ななほさん(人文学部日本語日本文学科1年次生)がインタビューした記事です。

<バックナンバー>

 

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2015年8月2日(日)から22日(土)まで平成27年度海外研修が韓国の蔚山大學校で行われた。朝鮮語の語学力向上のほか、韓国の文化を体験することが目的となっている。

今回取材をした池田彩さん(人文学部英語学科2年次生)は大学に入学後、文法が日本語と似ているという理由から以前より興味があった朝鮮語を独学で学び、さらに力を伸ばすために今回の研修に参加したという。「昨年の8月に私費でソウルにある延世大學校で学んだこともあり、不安感よりは安心感の方が多かった」と池田さん。現地では蔚山大學校日本語日本学科の学生がパートナーとしてサポートをしてくれたそうだ。

研修では、ほぼ毎日朝鮮語の授業が行われたという。参加者は一日目に行われたテストで三つのクラスに分けられ、それぞれの実力にあった授業が開講。初級クラスではハングル文字の表記や発音の仕方を、中級クラスでは文法を教わり、日本語が上手な先生が丁寧に指導してくださったそうだ。池田さんが参加した上級クラスでは全ての授業が朝鮮語で行われた。

また、この研修には韓国の文化を体験するプログラムもあり、池田さんは韓国の伝統的な衣装であるチマチョゴリを着たり、朝鮮語の歌を習ったりした。中でも、池田さんが一番楽しかった思い出は、自由行動の日に地方のお祭りである"水鉄砲祭り"に参加したことだという。お祭りの参加者が互いに水を掛け合うというイベントだ。海外で知らない人に水を掛けるという滅多にできない体験ができ、プログラムに一緒に参加した学生だけでなく、韓国の人とも仲良くなれたそうだ。

池田さんは2016年の2月から約1年間、本学の「交換留学制度」を利用してソウルの梨花女子大學校へ留学する。さらに語学力を向上させて、将来は英語と朝鮮語を使う職業に就きたいそうだ。「海外へ行くことに対して不安はあると思うが、外国へ行くだけで貴重な経験になる。多くのに積極的に外国へ足を運んでもらい、知らない世界を楽しんでほしい」と語っていた。

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水鉄砲祭りに参加

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研修の参加者たちと

【学生広報サポーター(グーミーズ)・吉川ななほさん(人文学部日本語日本文学科1年次生)】

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