〔研究者コラム〕「SNSとの上手な付き合い方(第4回)」SNSのメリット(2)匿名編Twitter

5月に入って新しい環境にも慣れ、LINEやFacebook等のSNSで新たな人間関係を築いている人も多いのではないでしょうか。そこで、総合情報処理セン ター研究開発室長の奥村勝教授が「SNSとの上手な付き合い方」をテーマに、「SNSにはどんな特徴があるのか」「利用する際のメリット・デメリッ ト」「そもそもSNSはどんな仕組みなのか」等、複数回にわたってお伝えしています。

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今回は匿名でも利用できる代表的なSNSであるTwitterについて紹介します。Twitterは、Tweet(ツィート、つぶやき)と呼ばれる短文を投稿する形態のSNSです。利用するには利用者登録が必要ですが、匿名でも構わないので気軽に利用することができます。

Twitterに投稿したツィートは、Twitterを利用している他の利用者はもちろんですが、ウェブ上で誰でも閲覧できます。匿名で気軽に利用できる反面、そのツィートはインターネットを通じて即座に全世界に公開されるという側面があり、情報拡散力の強いSNSであると言われています。

自分の近況や思いを気軽にツィートして、自身から情報を発信することはもちろんですが、他のTwitter利用者のツィートを眺めるのも楽しいものです。Twitterではフォロー、フォロワーという関係で利用者同士がつながることで、他の利用者の「フォロワー限定」を含む全てのツィートを読んだり、返信したり、リツィートと呼ばれる他の利用者のツィートを自分のフォロワーに再投稿(拡散)することもできます。

特にTwitterでは、政治家、芸能人、スポーツ選手等の有名人にも利用者がいますので、それらをフォローすることで、普段は会うこともないような人々の生の声(ツィート)や最新の活動をほぼリアルタイムに知ることもできます。

また、Twitterは閲覧するだけでなく情報を発信する利用者が多いため、情報拡散力が強く、例えば災害時には、テレビやラジオ等ではあまり伝えられない"生の声"を即座に伝える手段として利用され、いち早い支援につながる等のケースがあります。

このようにTwitterは、「今、何が起こっているのか」を伝えたり、知るための手段として活用されています。

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