〔研究者コラム〕「SNSとの上手な付き合い方(第2回)」SNSの特徴の整理

4月は出会いの季節。LINEやFacebook等、SNSで新たな人間関係を築いている人も多いのではないでしょうか。そこで、総合情報処理センター研究開発室長の奥村勝教授が「SNSとの上手な付き合い方」をテーマに、「SNSにはどんな特徴があるのか」「利用する際のメリット・デメリッ ト」「そもそもSNSはどんな仕組みなのか」等、複数回にわたってお伝えしています。

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これからSNSの利用を始めようとされている方もいるかと思います。そこで、少しSNSの特徴について整理しておきましょう。 現在、世の中には数多くのSNSが存在しますが、おおよそ共通する特徴は以下のとおりです。

1)友人や知り合いなど(インターネット上でのつながりも含む)個人と個人の関係での情報のやり取りを基本としている。あるいは、共通のテーマ(食べ物や動画など)に特化し、そのテーマを中心に個人的なつながりがない利用者間で情報のやり取りをする。

2)原則として利用者登録が必要である(実名で登録するか匿名で登録するかはSNSごとに異なる)。

3)SNS上でやり取りされる情報の閲覧可能範囲はサービスごとに異なる。また、利用者が制御することも可能なSNSもある。

4)SNSの利用は、PCを利用したウェブページでの利用はもちろん、スマートフォンに対応しているものも多く、いつでもどこからでも気軽に利用できる。

5)基本的に無償で利用できる。

代表的なSNSとしては、日本人にもおなじみのTwitterやFacebook、Google+、Instgramの他、主にミニブログで交流を図るTumbler、ビジネス特化型のSNSであるLinkedInといったサービスがあります。また、日本から生まれたSNSサービスとしては、 MixiやLINEといったサービスがあります。

こんなにたくさんのSNSがあると、どのサービスから始めればいいのか悩ましいところです。先に挙げたそれぞれのSNSごとに、特徴や機能が異なります。広くさまざまな話題を扱えるSNSもあれば、写真などに特化したSNSもあります。場合によっては、目的に応じて複数のSNSを同時に使用することで、それぞれのサービスのメリットを引き出せるケースもあります。

次回は、SNSのメリットを知るために、実名型SNSのFacebookを取り上げます。

 

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