認知症者等の行方不明による死亡事故を未然に防止するシステム 無断離院・徘徊検出システム"IKUXA(イクサ)"

福岡大学・飯塚市立病院・㈱ネットワーク応用技術研究所  ~産学官連携でのシステム開発がスタート~

福岡大学、飯塚市立病院※1および㈱ネットワーク応用技術研究所※2が共同で「無断離院・徘徊検出システム“IKUXA イクサ”」の共同開発を開始しました。

※1:飯塚市立病院は、飯塚市の地域包括ケアを推進する病院 
※2:九州電力グループで、先端技術を活用したシステム開発等を得意とする開発会社 

  • <無断離院・徘徊検出システム “イクサ”の開発の背景>
    ・日本では認知症者の徘徊による行方不明が社会問題となっています。2020年の認知症行方不明者数は17,656人と過去最多で、うち527人の徘徊中の死亡が確認されている。
    ・徘徊は“徘徊に早く気づく”こと自体が難しく、徘徊開始から捜索に繋げるまでのタイムラグをなくすことが重要。イクサはこれらの問題を解決し、死亡事故ゼロを目指している。
    ・イクサはネットワーク化されたセンサデバイス・システムを用いて屋内(室内)から屋外(室外)への無断離院・徘徊を正確に検知し、端末に通知するシステム。 
    ・今回、福岡大学は飯塚市立病院および㈱ネットワーク応用技術研究所と共同研究契約を結び、実証実験に使用するプロトタイプ開発をスタート。

     
  • 【お問い合わせ先】
    福岡大学 医学部看護学科 助教 池田 智
    メール:ikedasatoshi★fukuoka-u.ac.jp ※メールを送るときは「★」を「@」に変えて下さい
    電話:092-801-1011(代)(内線:4371)